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大日本印刷、ICクレジットカードの暗証番号をすぐに変更できるサービス“アクティブPIN”を開発

2005年08月11日 22時50分更新

文● 編集部

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大日本印刷(株)は11日、ICクレジットカードの暗証番号を即時変更できるサービス“アクティブPIN(ピン)”を開発したと発表した。11月からクレジットカード会社とカード会社と提携する流通会社などにASPサービスにより提供する。

概要図
“アクティブPIN”の概要

“アクティブPIN”は、“暗証番号変更ASPサービス”と“暗証番号変更専用端末”で構成される。暗証番号変更ASPサービスは、同社が運営するICカードデータセンターにおいてICチップに対するコマンド(命令)生成プログラムを動作させるサービス。“暗証番号変更専用端末”は、CAT(Credit Authorization Terminal:加盟店信用照会端末)に、端末とサーバー間の相互認証/暗号化通信機能や、認証用ICカードによる操作者認証機能、新暗証番号をサーバーに送信する機能などを追加した専用端末。

情報(ICカードの情報、新暗証番号など)は、暗証番号変更専用端末で暗号化され、ネットワーク経由でICカードデータセンターに伝送され、そこでコマンドが自動生成される。生成されたコマンドはネットワーク経由で暗証番号変更専用端末に伝送され、ICクレジットカードに入力されるしくみとなっている。

これにより、サービスカウンターなどにおいて、暗証番号を忘れた顧客に対して、免許証などによる本人確認のうえで新たな暗証番号を設定したり、旧暗証番号を入力したうえで新たな認証番号を設定したり、といったことが可能となる。

同社では、暗証番号変更専用端末の販売とASPサービスで、今後3年間で3億円の売り上げを見込んでいるという。

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