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写真1 「PANDORA RHAPSODY」。 |
PANDORA RHAPSODYは、ソルダムから登場したPentium M対応のキューブ型ベアボーンだ。各辺185mm(容積6.3リットル)の正立方体という、通常のキューブ型よりふた回りほど小さいボディはインパクト抜群。特に奥行きがとても短く、一見したところではPCには見えない。フロントマスクはパネルを4分割し、それぞれ光沢ブラック(または光沢シルバー)、ミラーシールド、肉厚クリアと3種類の素材で構成するという非常に凝ったデザインとなっていて、その存在感をいっそう引き立てている。
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底面にマザーボードを搭載。上部フレームの上に光学ドライブベイ(DVDマルチドライブを標準搭載)、HDDベイが重なっている。スペースに余裕があるように見えるが、奥行きがギリギリなので組み立てには少々手間がかかる。 |
そのデザインの関係上、フロント端子はいっさいなく、光学ドライブもスロットインタイプ専用。本製品では松下寿製のスリムDVDマルチドライブを標準装備する。マザーボードにはMini-ITX対応の「COMMELL LV-671NSMP」を採用している。組み込み向けの製品のため拡張性は高くなく、メモリソケットは1本のみ、AGPスロットがなく、拡張スロットは、PCIスロットとMiniPCIスロットが1本ずつ使える。また、セカンダリのIDEコネクタがノートPC向けの小型コネクタとなっているが、対応ケーブルが付属しないため事実上利用できず、プライマリのマスタにHDD、スレーブにDVDマルチドライブを接続するという仕様となっている。マザーボードには静音タイプのCPUクーラーが標準添付。ACアダプタ駆動で電源ユニットを内蔵しないため、ファンはこれ1つのみ。動作音も非常に静粛だ。
PANDORA RHAPSODYの主なスペック |
製品名 |
PANDORA RHAPSODY |
拡張ベイ(空き) |
5インチスリム×1(0)、HDD×1(1) |
拡張スロット |
PCI×1、MiniPCI×1 |
前面インターフェイス |
- |
背面インターフェイス |
USB 2.0×2、LAN、PS/2×2、アナログRGB、シリアル×2、パラレル、ライン出力、S/P DIF出力(同軸)、ACアダプタ入力 |
マザーボード |
COMMEL LV-671NSMP |
チップセット |
Intel 855GME/ICH4 |
対応CPU |
Pentium M/Celeron M(mPGA479M、FSB400) |
対応メモリ |
DDR266/333シングルチャンネル |
メモリソケット |
184ピンDIMM×1 |
LAN(コントローラ) |
10/100/1000BASE-T(i82540EM) |
サウンド |
AC'97(5.1ch、S/P DIF入出力対応) |
電源ユニット |
80W(ACアダプタ) |
サイズ |
185(W)×185(D)×185(H)mm |
主なキット内容 |
スロットインDVDマルチドライブ、ケース、マザーボード、ACアダプタ、CPUクーラー |