Socket 939版Athlon 64の新モデル発売に沸く秋葉原だが、AMDからはローエンド向けCPU“Sempron”の新モデル「Sempron-3000+」も登場している。Sempronシリーズ全体では「Sempron-3100+」が最上位となるが、こちらはSocket 754対応で事実上全く別種のCPU。Socket A対応では、今回の「Sempron-3000+」が最上位モデルとなる。
AMDからはローエンド向けCPU“Sempron”の新モデル「Sempron-3000+」も登場している |
今まで販売されていたSempronシリーズのSocket A対応モデルは、「Sempron-2200+(1.5GHz)」から「Sempron-2800+(2.0GHz)」までの6モデル。いずれもFSB333NHz、2次キャッシュ256KBとなる製品だ。今回発売された「Sempron-3000+」は実クロック2.0GHzの製品で、クロックだけ比較するとひとつ下のモデル「Sempron-2800+(2.0GHz)」と同じもの。
OPNは“SDA3000DUT4D”というもので、右から2番目の“4”は2次キャッシュが512KBであることを表す |
違いは2次キャッシュが512KBとなる点で、パッケージにも“WITH 512KB CACHE”の文字が確認できる。OPNは“SDA3000DUT4D”というもので、右から2番目の“4”は2次キャッシュが512KBであることを表す(ちなみに3は256KB、5は1MB)。
価格はTSUKUMO eX.で1万4980円、OVERTOPで1万5280円。なお秋葉原では現在、同社のSocket A対応CPUがAthlon XPからSempronへと急激に移行されている。週を追うごとにAthlon XPの在庫は減ってきており、すでにSocket A対応CPUの取り扱いがSempronのみというショップも少なくない。Athlon XPの購入を考えているユーザーは、早めに行動したほうがよいだろう。
パッケージにも“WITH 512KB CACHE”の文字が確認できる | 秋葉原では同社のSocket A対応CPUがAthlon XPからSempronへと急激に移行中。Athlon XPの購入を考えているユーザーは、早めに行動したほうがよい |