堀田ゆいかさん |
“ASCII24 ポートレート”では、毎月決まったデジタルカメラなどにスポットをあて、操作感や画質などをレビューします。9月はKDDI(株)と沖縄セルラー電話(株)の“au”ブランドの携帯電話『A5406CA』と『W21SA』にスポットを当て、タレントの堀田ゆいかさんをモデルに操作感や画質などをチェックします。
A5406CAは、下り最大144kbps/上り最大64kbpsのデータ通信に対応する3G携帯電話サービス“CDMA 1X”向けの機種で、W21SAは、下り最大2.4Mbps/上り最大144kbpsの高速データ通信に対応する3G携帯電話サービス“CDMA 1X WIN”向けの機種です。この2機種はそれぞれのサービスの中で最も高画素で、オートフォーカスに対応したカメラを搭載しています。2機種の基本スペックと操作性を紹介した第1回に続き、第2回はA5406CAの画質をレビューします。
堀田ゆいかさんプロフィール
生年月日:1980年9月2日
出身地:神奈川県
血液型:A型
サイズ:161cm 49kg B90-W60-H87cm
最終学歴:学習院大学経済学部経営学科(卒業)
趣味:ミュージカル鑑賞・料理。免許:普通自動車免許
特技:ドラム・ジャズダンス
(シンクバンク所属)
『デジ屋台』(TBS)、週刊『SPA!』(扶桑社)、『Girl×2』(30日発売号/バウハウス)『g★girl』(角川書店)などグラビアに登場、『seiso vol.2』(ワニマガジン社)では表紙を飾る。7日発売の『週刊プレイボーイ』にも登場中。ほかに、“週刊 WebSPA!”の『どるばこ』にホームページを公開中。“boon web”ではb.v.w GIRLS No26として写真を公開(有料)。
どんなシチュエーションでも自然な色味に
A5406CAは、有効320万画素CCD搭載機である。同等のCCDを搭載したデジタルカメラは、現在では“入門機”に位置づけられるが、プリント出力に際しては一般家庭で最も利用するであろう2L判(127×178mm)くらいのサイズであれば、細部まできっちり再現してくれる。
カラーチャートとして撮影した色鉛筆の背景で、影が落ちているグレーのグラデーション部分を見てみると、若干偽色の発生が見られる。しかし、その出方は気になるほどではなく、パソコンの画面で当倍以上に拡大したときに気が付く程度だ。
【色の再現性、発色のチェック】色鉛筆のそれぞれの色味は派手さはないものの忠実に近い印象。画面内に一緒に写っているビンやレンズのガラスの質感もよく再現されている(960×1280ドットで撮影したものを縦480ドットにリサイズ) | 960×1280ドットの元絵の部分をトリミングし、300%に拡大したもの。シルバーの筐体部分を中心に、若干偽色が確認できる |
建物撮影の作例 | 文字撮影の作例 | |
【レンズのゆがみのチェック】建物などを遠くから撮影するような場合には、直線部分が画面外側に対して膨らんで曲がって写る、いわゆる“タル形”の光学収差が見られる。この傾向は接写したときには更に大きくなり、向かって右の作例のように、レンズの丸みを感じるほどだ |
ホワイトバランスを見ていくと、光源の色味の補正に関してはかなり正確になされているようだが、色温度に対しては若干補正量が足りないように感じる。蛍光灯での撮影では、色味(グリーン)は目立たないが、色温度(ブルー)の影響は若干残っており、画像に青さが目立つ。自然光での撮影では、曇天の色温度(ブルー)の影響を少し受けて、色味に少し青さを感じる。全体としては、どのようなシチュエーションでも、ホワイトバランスに不自然さを感じさせない程度の、現場の光源の雰囲気(特に色温度)を残した調整具合になっているようだ。
【ホワイトバランスのチェック】蛍光灯の下での作例 | 【ホワイトバランスのチェック】自然光の下での作例 |
各解像度での作例の違い
各種撮影機能を利用した作例
ズームを使用せずに撮影 | ちょうど中間の6.4倍(16段階)で撮影 | |
12.8倍ズーム時 | 堀田さんから2m程度離れて撮影 | |
【ズームを使用した作例】3.2メガピクセルもの解像度があると、480×640ドットの解像度に対して、12.8倍(32段階)という高倍率のズームアップ倍率になる。全身を余裕をもってフレーミングしたとしても、最大ズームアップ時にはバストアップショットが撮影できる |