ファナテック東京店で、Itanium 2-1.4GHzを搭載した1Uサーバー「SuperServer 6113M-8」の展示がはじまった。Itanium 2-1.4GHzはインテルが9月に発表した製品。L3キャッシュを1/2以下にすることによって低価格化を実現し、エントリーサーバー市場を狙った64bitCPUだ。21日現在、店内では展示のみとなっており稼動はしていない。内部が見れる状態になっており、2基搭載しいるCPUのうちひとつはヒートシンクが外されており、CPUが確認できる。
むき出し状態で展示中のItanium 2-1.4GHzを搭載した1Uサーバー「SuperServer 6113M-8」 | ひとつはヒートシンクを外しItanium 2-1.4GHzが見えるように | |
「SuperServer 6113M-8」スペック | 明日からは動作デモも開始になる予定 |
マザーボードは“E8870”チップセットを搭載したSUPERMICRO製の「i2DMR-8G2」を採用しており、オンボードで2つのインテル製のGigabit Ethernetコントローラ“82546EB”やAdaptec製Ultra320 SCSIコントローラ“AIC-7902”を搭載。ビデオはATI Rage XLコントローラとなっている。前面にはホットスワップ対応のドライブベイを4基(36GB 10,000rpm Ultra320 SCSI SCA2 x 1基 標準搭載)、USBとRS-232Cポートを配置している。また、24倍速のスリムタイプCD-ROMドライブを装備している。電源はSUPERMICRO製500W電源。サイズは幅435×高さ44×奥行652mmとなっている。価格は84万8000円と法人向けではあるが、Itanium 2プロセッサーはなかなか目にする機会がないだけに、興味のある人は覗いてみてはいかがだろうか?明日からは、LinuxOSを搭載したデモ稼動を予定している。
なお、同店ではMatroxのRT.X 100 Xtremeを搭載したリアルタイムノンリニア編集PCのデモも行なっている。前面扉のついたSUPERMICRO製のミドルタワーケース「SC733T-450」のなかには、同じくSUPERMICROのE7505チップ搭載マザー「X5DAL-TG2」が収められており、CPUはXeon-2.4GHz×2、Matrox製「Parhelia-512 128MB」と「MatroxのRTX 100 Xtreme」、「CREATIVE SOUND BLASTER AUDIGY2 DIGITAL AUDIO」を採用。HDDはSerial ATAで、80GB×1と120GB×2がモバイルラックに搭載されている。もちろんホットスワップに対応している。OSはWindows XP Professionalとなっており、Adobe Premiere 6.5とSymantec Norton Ghost 2003が標準添付されているが、Adobe Premiere Pro無償アップグレードとなっている。価格は55万9000円。
リアルタイムノンリニア編集PCデモ風景 | 精悍なSUPERMICRO製のミドルタワーケース「SC733T-450」を採用 | |
HDDはSerial ATAで、80GB×1と120GB×2がケースに搭載されたモバイルラックに収められている | MatroxのRT.X 100 Xtreme。単体では12万8000円 |