AOpen「Aeolus FX5950Ultra-DVC256」 |
ATI“RADEON 9800XT”の登場を受けてか、NVIDIA陣営も必死の追撃体制だ。一昨日23日に発表されたばかりの新チップ“GeForce FX 5950 Ultra”を搭載したビデオカードが早くも店頭に並び始めた。第一弾となったのは、AOpen製「Aeolus FX5950Ultra-DVC256」だ。
コア/メモリの各クロックもそれぞれ450MHzから475MHz(コア)、850MHzから950MHz(メモリ)に引き上げられているなど“GeForce FX 5900 Ultra”の強化モデルといえる製品だ |
“GeForce FX 5950 Ultra”は“GeForce FX 5900 Ultra”の後継にあたるチップで、同シリーズの最上位モデルとなる製品だ。主な仕様はメモリバンド幅が30.4GB/secへと強化されていることに加え、フィルレートが38億texels/sec、頂点処理能力が3億5600万vps(Vertices per Second)とそれぞれ“GeForce FX 5900 Ultra”より向上している。また、コア/メモリの各クロックもそれぞれ450MHzから475MHz(コア)、850MHzから950MHz(メモリ)に引き上げられている。そのほか、DirectX 9.0サポートやメモリインターフェイス256bitなどの仕様に変更点はなく、“GeForce FX 5900 Ultra”の強化モデルといえる製品となっている。なお、同社からは下位モデル「GeForce FX 5700 Ultra」も同時に発表されている。
従来の“GeForce FX”シリーズ同様、大型の冷却機構を備えている | カード裏面には黒いヒートシンクを装着 | |
ブラケット部を2つ占有するいわゆる2スロット仕様となっている | カードの厚さ |
さて、第一弾となった「Aeolus FX5950Ultra-DVC256」だが、やはり従来の“GeForce FX”シリーズ同様、大型の冷却機構を備えている。緑色のヒートシンクに囲まれるように取り付けられたファンとヒートシンクは透明のダクトに覆われており、ケース背面のブラケット部を2つ占有するいわゆる2スロット仕様となっている。同シリーズが抱えていたサイズと騒音という問題は、やはり今回も解決はされていないと思われる。
搭載メモリはDDR256MBで、インターフェイスはVGA、DVI、TV-In/Out。付属のケーブルにはDVI-VGA変換ユニットのほかTV-In/Out用ケーブルがつく。現在の実売価格は、6万2750円~6万8800円とATI“RADEON 9800XT”搭載製品とぶつかる形。いかに“GeForce FX”最上位モデルといえども、もう少し価格が下がらなければ、今後も厳しい戦いを強いられるだろう。
価格 | ショップ |
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AOpen 「Aeolus FX5950Ultra-DVC256」 |
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\62,750 | コムサテライト3号店 |
\64,800 | ZOA秋葉原本店 |
\64,999 | クレバリー1号店 |
\67,999 | ツクモパソコン本店 |
\67,999 | TSUKUMOeX. |
\68,800 | T-ZONE.PC DIY SHOP |