HDDに変換コネクタを直接差す
写真1 パラレルATA-シリアルATA変換を行う「445-GEN」。なお、コネクタ部用にFDDタイプの電源ケーブルを接続する必要がある。 |
なかなか対応HDDが登場しないシリアルATA。対応HDDの代わりに直接IDE HDDのコネクタに差し込み、シリアルATA対応にする変換コネクタが登場した。
この玄人志向「445-GEN」、パラレルATA-シリアルATAの変換部にMarvell Semiconductor製の「88i8030」を用いている。信号を変換しているとなると、性能ダウンが気になるところだが、今回測定したシーケンシャルリード&ライトを見るかぎり、UltraATA/100対応のIDEコネクタに接続したときとほぼ同等。また、UltraATA/133に対応しているようで、バーストモードでのリード時は120MB/秒オーバーの数値を出した。
写真2 PCI用のシリアルATAインターフェイスカード、玄人志向「SERIALATA1.5-PCI」。Silicon Image製のコントローラを用いている。 |
今回はベンチマークテスト用のシリアルATAインターフェイスに同じく玄人志向製のPCIカードを利用したが、今年(2003年)の半ばにはチップセットにシリアルATA機能が内蔵され、本格的な普及が進むはずだ。なお、従来のパラレルATAとの互換性はBIOSレベルでも保たれており、通常の利用時はもちろん、Windowsのインストールなどにも何ら違いを意識することはなかった。一般ユーザーのレベルではおそらく、インターフェイスが変わったことを意識することなく、気がつけばシリアルATAのHDDを使っていたということになりそうだ。
ベンチマークテスト結果
●【グラフ1/2】 3DMark 2000/QUAKE III Arenaの結果 |
- HDD
- Maxtor 6L040L2(D740X)
- マザーボード
- Gigabyte GA-8GE667 Pro(i845GE)
- メモリ
- 256MB(PC2700 DDR SDRAM)
- OS
- Windows 2000 Professional+SP3