発売初日の今日、突然販売中止になったFSB800MHz版Pentium 4-3GHzだが、対応マザーボードの方はAOpen製「AX4C Max」に続いて早くも2製品目が登場している。“i875P”搭載第2弾となったのはASUSTeK「P4C800 Deluxe」で本日夕方になって一斉にアキバの各ショップに入荷されている。“i875P”搭載製品の入荷予定について秋葉原のショップでは次はGigabyte製という見方が主流だったのだが、ASUSTeK製の突然の入荷には少々驚いた様子。中には店頭で急遽手書きで書いたポップを掲げて、道ゆく人に入荷を知らせるショップなども見られた。
P4C800 Deluxeの主な仕様は拡張スロットがAGP Proとx8に対応したAGP×1、PCI×5、デュアルチャネルDDR対応DIMM×4で対応メモリはPC3200(DDR400)を4GBまで搭載可能、ECCサポート、シングルチャンネルでも使用可能だ。そのほかPCIスロットの下にオプションで用意される同社独自の無線LANカードスロット「ASUS Wi-Fi wireless connector」を装備するのが特徴となっている。オンボードインターフェイスには3com製“3C940”ギガビットイーサネット、VIA製“VT6307”IEEE1394、サウンド機能のほかPromise製“PDC20378”によるSerial ATA RAID/IDE RAID機能も搭載している。組み合わされるSouth Bridgeには“ICH5”を採用しているため、Promise製チップとは別にSerial ATAをサポートするが先に発売されたAX4C Max(ICH5R)とは異なりこちらではRAID機能はサポートされない。
またP4C800 Deluxeのもうひとつの特徴としては新たに「AIシリーズ」と名付けられた機能を搭載するところだろう。これは「AI Overclocking」、「AI NET」、「AI Audio」、「AI BIOS」の4つからなり、例えば「AI Overclocking」はいわゆる手軽にできる自動オーバークロック機能で、パッケージによれば最大で30%のオーバークロックが可能だという。メーカーごとのマザーボード本体での差別化が難しい現在、各社のこのような2次的機能の搭載は購入する上でも重要なポイントだろう。そのほかマニュアルによるとオーバークロック機能はFSBが100~400MHzを1MHz刻み、CPUコア電圧が1.475~1.600vを0.025v刻みで設定可能のほかメモリ電圧はAuto/2.55/2.65/2.75/2.85vから、AGP電圧は1.50/1.60/1.70/1.80から選択可能となっている。
最初にも触れたように肝心のFSB800MHz版Pentium 4-3GHzが販売中止となっているのは残念なところだが、現行のFSB400/533版Pentium 4でも動作するので先にマザーボードだけを購入しておいても損はしないだろう。販売店及び価格は以下の通り。
価格 | ショップ |
---|---|
ASUSTeK 「P4C800 Deluxe」 |
|
\28,979 | WonderCity |
\28,980 | クレバリー1号店 |
\28,980 | ZOA秋葉原本店 |
\29,799 | TSUKUMOeX. |
\29,800 | スーパーコムサテライト |
\29,800 | コムサテライト3号店 |
\29,800 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
\31,800 | 高速電脳 |
\31,800 | DOS/V パラダイス本店 |
\32,800 | DOS/Vパラダイス秋葉原2号店 Prime館 |
価格未定 | OVERTOP |