インテル、エーオープンジャパン
実売2万2000円前後
実売1万8000円前後
高速安定のi850Eリファレンスマザー
――Intel D850EMVRL
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写真1 Ethernet機能を省略した「D850EMVR」もラインナップされている。店頭価格は2万円前後。 |
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【春の集中“自作”講座】「マザーボードのスペックを読む」。写真をクリックすると当該記事に移動します。 |
PC1066 RDRAMを正式にサポートしたIntel純正マザー。非常に高価なものの、信頼性ではまだまだDDR SDRAMを上回るPC1066 RDRAMを用いれば、メモリとFSB(533MHzの場合)はともに4.2GB/秒の帯域で駆動し、従来までのボトルネックが解消される。なお、最大メモリ容量はPC800なら最大2GB、PC1066の場合は最大1.5GBまでとなる。
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写真2 純正品らしくSouth BridgeはUSB 2.0機能を持たないICH2との組み合わせ。よって、USB 2.0用に別途NEC製チップを搭載。 |
FSBとメモリは完全に自動で設定されるなど、オーバークロック設定は一切行えないものの、BIOSにはCPU/ケースファンを制御する設定が用意されている。「Lowest Fan Speed」の項目で、「Slow」に設定すれば一定温度以下でファンの回転数が下がり、「Off」を選べばファンを止めておくことができる。
D850EMVRLの主なスペック |
製品名 |
D850EMVRL |
チップセット(North/South Bridge) |
Intel 82850E MCH/ICH2 |
メモリソケット |
RIMM×4(最大2GB) |
拡張スロット |
AGP×1、PCI×5 |
FSBクロック |
自動 |
メモリクロック |
自動(FSB400/533MHz時ともPC800/PC1066の利用が可能) |
CPUコア電圧 |
自動 |
DIMM電圧 |
自動 |
ボードサイズ |
305(H)×244(W)mm |
微妙なファン速度や電圧制御ができる
――AOpen AX4GE Max
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写真3 ビデオ機能を内蔵し、シリアルATAとIEEE1394機能を搭載しながらも安価なのがうれしい。 |
AOpen「AX4GE Max」は、今回紹介する中で唯一の「i845GE」採用マザー。i845GEは266MHz駆動のグラフィックスコアを内蔵し、追加コストなしにビデオ機能が用意でき、予備用としても便利だ。
AX4GE Maxは、UltraATA/133を1ポート、シリアルATAを2ポート追加するPromise「PDC20375」、IEEE1394を2ポート追加するTI「TSB43AB22」、5.1chサウンド再生を実現するRealtek「ALC650」を採用し、さらにデジタル音声入出力(光角型/同軸)用のブラケットが付属する。
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写真4 シリアルATAとUltraATA/133を提供するPromise「PDC20375」。PDC20376の下位チップで、RAID機能は持たない。 |
BIOS上では接続したファンの回転制御が可能で、0%(停止)~100%(全開)の間で回転数を固定したり、温度の上昇に応じて回転を速めることもできる。
AX4GE Maxの主なスペック |
製品名 |
AX4GE Max |
チップセット(North/South Bridge) |
Intel 82845GE GMCH/ICH4 |
メモリソケット |
DDR DIMM×3(最大2GB) |
拡張スロット |
AGP×1、PCI×6、CNR×1(PCIと共用) |
FSBクロック |
100~248MHz(1MHz刻み、BIOS) |
メモリクロック |
FSB100MHz設定時 FSB:メモリ/1:1、3:4
FSB133MHz設定時 FSB:メモリ/1:1、4:5(BIOS) |
CPUコア電圧 |
1.100V~1.925V(0.025V刻み、BIOS) |
DIMM電圧 |
2.5V~2.65V(0.05V刻み、BIOS) |
ボードサイズ |
305(H)×244(W)mm |