ASUSTeKの“E7205”マザー「P4G8X DELUXE」がHyper-Threading+Serial ATA構成でデモ開始!しかし販売はもうしばらく先
2002年12月20日 21時12分更新
当初は年末にかけて各ベンダから次々と登場してくるものと思われていた“Granite Bay”こと“E7205”マザー。が、現在までに販売されたのはMSI、Gigabyteなど少数、しかもごく少量の流通に留まるなど遅れが目立っているという状況だ。そんな中、早くから予告されていたものの気が付けば全く音沙汰がなくなってしまっていたのが、ASUSTeKの「P4G8X」。本日やっとサンプル品がフェイスに入荷、デモが行われている。
タスクマネージャより。Hyper-Threadingが有効になっているのが判る | ベンチマークソフト「CrystalMark」より。CPU表示に注目 |
サンプルではあるものの、日本語マニュアルが完備されているなど、本体さえ何とかなればいつでも販売できそうな状態。入荷したのは予定されている2タイプのバリエーションのうち、Broadcom“BCM5702”チップによるギガビットイーサ、Silicon Image製“Sil3112A”チップによるSerial ATAインターフェイス、IEEE1394がオンボードとなった豪華版「P4G8X DELUXE」。デモはこれにHyper-Threading対応Pentium 4+MaxtorのSerial ATA HDDという現状で最先端といえる構成で行われている。
日本語マニュアルがすでに完備されている |
なお、マニュアルによればFSB、Vcore、AGP/PCIクロック比の設定が可能(範囲と刻み幅はいずれも不明)なほか、AGP電圧は1.5Vから1.7Vまで0.1V刻み、DIMM電圧は2.5Vから2.7Vまで0.1V刻みで設定可能。拡張スロットはAGP(8X対応)×1、PCI×5、DIMM(デュアルチャンネルDDR対応)×4。
気になる発売日だが、年明けからさらに遅れて1月中旬から下旬予定と、もうしばらく先となってしまった。フェイスでは2万9700円という価格まで決定しており、あとは生産さえはかどってくれれば……という状況のようだ。ちなみにデモは今週末限定なのでその目で見たい人はお早めに。
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