「ATC-610-GX1」 |
クーラーマスターから、オーディオ機器を彷彿させるアルミケースとして話題になった「ATC-600」シリーズ。その後継モデルが来週9月2日に発売される。現在サンプル品が高速電脳で展示中だ。 型番は「ATC-610-GX1」で、「ATC-600」シリーズからの主な変更点は前面に3.5インチベイが設置されたこと。これにより、前面の開閉式パネルは上段、下段に2つ用意されることになり、上段には前モデル同様に5インチベイが2つ。下段には新たに追加された3.5インチベイと、前モデルでは表面に出ていたUSB端子、IEEE1394コネクタが格納されることになった。シャドウベイの数は3.5インチが2つと変更されていない。また、外寸は423(L)×445(W)×140(H)mmと「ATC-600」シリーズから若干コンパクトになっている反面、重量は6.5kgと約1.5kg増えている。
パネルを開いた状態。新たに3.5インチベイが追加された | 後部には排気用ファンが搭載される。スロットは4つ | 内部はかなり広く見えるがMicroATX以下のマザーボードしか搭載することはできない |
標準で搭載されるファンは排気用1つのみと、2つの吸気用ファンが省略された形となった。搭載可能なマザーボードは、相変わらずMicroATXより小さなものに限定されているのだが、これについてはケースのサイズから考えると、やはりATXマザーボードの搭載を可能にして欲しかったという声が多いようだ。色はオフィシャルでグレーということになっているが、実際の見た目はブラックに近い。販売価格は高速電脳で予価3万4000円となっている。
塗装された部分はアルミ製で、それ以外はスチール製になる | 表面の六角ネジ |
また、オプションとして、3.5インチサイズのドライブを5インチベイに取り付けるためのアダプタ「ATC-FDD-G01」も同時に発売予定。これにより、3 .5インチベイ用のMOドライブなどを取り付けることが可能になる。表面はヘアライン処理で色はグレー。表面に六角ネジを採用しているところなどは、クーラーマスターのこだわりを感じる。「ATC-610-GX1」と同時に発売されるわけだが、他のメーカ製ケースなどにも使用できるようで、汎用性は高い。シルバーの「ATC-FDD-S01」も発売予定となっている。販売価格は高速電脳で予価2980円となっている。
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