「MX4GR」。“R”が付いているが、IDE RAIDコントローラは搭載していない |
PC2700(DDR333) DDR SDRAMに唯一独自に対応する“i845G”チップセットマザーボードとして、アキバでダントツの人気を集めるAOpen製マザーボード「AX4G Pro」。そのMicroATXフォームファクタ採用版とでも言うべき製品「MX4GR」の販売が30日から始まった。
もちろん、PC2700 DDR SDRAMを公式にサポートするMicroATX版i845Gマザーボードは今回がはじめて。FSB 133MHz(Quad Pumped 533MHz)版Pentium 4の搭載時に、仕様上の上限である2.1GB/秒と上回る、2.7GB/秒のメモリ帯域を確保できるのは実に魅力的だ。他社製品にもオーバークロックで対応する製品があるが、ベンダの保証付きという製品は他に類を見ない。
拡張スロットはAGP×1、PCI×3、CNR×1でDIMM×2。AOpen独自のBIOS保護機構“DIE-HARD BIOS”がサポートされていないほか、AC'97コーデックは2ch出力までの対応であるなど、AX4G Proとは微妙に仕様が異なっているが、Realtek製のコントローラによるネットワーク接続はMX4GRでもサポートされている。また、FSBが100~248MHzの範囲を1MHz刻みで設定できるようになっているのも変わりない。
実売価格は1万6980円~1万7800円で、PC2700 DDR SDRAM公式対応という付加価値を考えれば十分に安価だと言えるだろう。ATXに続き、MicroATX市場においても、AOpen製マザーボードは大本命に躍り出てきそうだ。なお、AOpen製のMicroATXマザーボードではよくあることだが、マニュアルは簡易的なインストール用のものしか同梱していない。完全に日本語化されているうえ、必要十分な事柄は記載されているものの、完全版はデータでしか提供されていない点には気を付けておいた方がいいかもしれない。
パッケージもMicroATX版だけに相変わらず地味だ |
価格 | ショップ |
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\16,980 | コムサテライト2号店 |
\17,480 | ZOA 秋葉原本店 |
\17,550 | OVERTOP |
\17,600 | USER'S SIDE本店 |
\17,800 | 高速電脳 コムサテライト3号店 |