突然注目を集めるようになったPC800-40 RDRAM |
“i850E”チップセット搭載マザーボードの登場で、PC800-40 RDRAMが脚光を浴びるようになった今週から、メモリ価格が全体的に下がっている。もっとも下がり幅の大きなPC2100(DDR266) DDR SDRAM(CL=2)が先週比で最安値が1000円程度下落したのをはじめ、売れ筋の256MBを中心に平均価格の値下がりが顕著だ。
これは、先週末くらいから始まっている円高の影響が少なくない(現実に、CPU価格も全体的に下落している)ようだが、それだけではないというウワサもある。先日、Micronへのメモリ事業売却が破談となったhynix製チップ、そしてモジュールが、引取先(Micron)を失ったことで市場に放出されたというのだ。現在のところその事実は確認できていないが、すでに一部でhynix製チップ搭載モジュールがOEMベンダ品よりも安価になるという事態を迎えているのは事実であり、一概にそのウワサを否定できなくなっているのも確か。仮に放出されているとすれば、それがひと段落つくまでメモリ価格はhynix製品に引きずられて下がり続ける可能性があり、そしてその可能性は決して低くない。高騰を期にメモリ相場から目を離していた人は、今週末からまたちょっとチェックしてみてはいかが?