日本ガートナーグループ(株)のデータクエスト部門は31日、全世界の2001年第1四半期の携帯電話端末販売台数を発表した。それによると販売台数の総計は、9670万台。このペースで推移すると2000年の4億1270万台を超える5億台に達すると見込んでいる。
世界的な傾向として、新規契約数は減少しており、買い替え需要が携帯電話端末市場を支える構造に変化しつつあるとしており、端末ベンダーは新たな対応を迫られることになると予想している。
ベンダー別販売数は、1位がフィンランドのノキア社で3409万4000台、以下順に、米モトローラ社が1277万3000台、独シーメンス社が666万4000台、スウェーデンのエリクソン社が654万2000台、韓国サムソン社が612万台となっている。日本企業は、松下電器産業が6位、日本電気が7位、三菱電機が8位となった。
2001年第1四半期の携帯電話販売数ベンダー | 順位 | 販売台数 | シェア(%) |
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ノキア | 1 | 3409万4000 | 35.3 |
モトローラ | 2 | 1277万3000 | 13.2 |
シーメンス | 3 | 666万4000 | 6.9 |
エリクソン | 4 | 654万2000 | 6.8 |
サムソン | 5 | 612万 | 6.3 |
その他 | - | 3049万6000 | 31.5 |
合計 | - | 9668万9000 | 100.0 |