まだ市場に登場していないVIAのApollo Pro266を搭載したDualマザーだが、秋葉原のTSUKUMO eX.が同チップを搭載したIwill製「DVD266-R」のデモ展示を開始している。
同マザーに搭載されているチップの構成はNorthBridge“VT8633”とSouthBridge“VT8233”で、シングルCPU対応の時と変更はない。基本構成はAGP×1、PCI×5、ACR×1となっており、PC1600/PC2100に対応したDDR SDRAM用スロットを4本もっている。ちなみにACRはAdvanced Communication Riserの略で、スロット形状はちょうどPCIを逆にしたような形。オーディオ・モデムなど専用の対応カード用新スロットだ。このほかの仕様としてはC-MediaのCMI8738やAMIのRAIDコントローラ80649を搭載する。
ショップでデモされていたマシンは、CPU:PentiumIII-1GHz×2、メモリ:DDR SDRAM(PC2100)64MB×2、VIDEO:ELZA GloriaIIIといった具合。面白いのは、同社製のケースTSUKUMO ALL888/300を使い、その5インチベイに昨年紹介したロジテックの5インチベイ内蔵型4inchTFT液晶モニタ「LCM-T041A」を取り付けて、ベンチマークを実演している点だ。マザーよりもこの液晶モニタの方に興味を持っている人が結構いた。
ちなみに、同マザーの入荷は4月中旬となっている。 アイウィルジャパンでは、現在デモされているものはサンプルバージョンである、と話している。
【取材協力】