米Equant(イクアント)社は15日、ネットワークサービスを日本で本格的に開始することを発表した。実際のサービスを提供するイクアント
インテグレーション サービス(株)の鎌田代表取締役は、日本に支社を持つ多国籍企業に向けて、IPベースの統合ソリューションを提供していくとの意気込みを語った。
イクアントは、世界220ヵ国・地域において商用ネットワークサービスを提供する国際電気通信サービス事業者。主な顧客として、多国籍企業を対象にしている。データから音声までの統合サービスを単一のネットワーク上で提供するほか、各種ネットワークの構築や設計、サポート、ソフトウェア開発を行なっている。同社の日本法人であるイクアント
インテグレーション サービス(株)は、'96年に第2種電気通信事業者として設立されている。
イクアント インテグレーション サービスの鎌田代表取締役 |
イクアントの歴史は半世紀におよぶ
イクアント インテグレーション サービスの鎌田代表取締役は、イクアントについて「母体となっているのは、'94年に発足したSITA(国際航空情報通信機構)という非営利ネットワークを持つ財団。このネットワークは航空会社間の情報通信に使用されていたが、イクアントが他の企業向けのサービスを提供するために商用化した。ネットワーク自体の歴史は半世紀におよび、その経験を生かして、WANとLAN、デスクトップを結ぶソリューション提供をしている」と語った。イクアントのアンドリュー・ボンド氏 |