インストール作業によって、インストールしたユーザーのホームディレクトリに“jbuilder4”ディレクトリが作成される。JBuilderを起動するには、コマンドラインから“~/jbuilder4/bin/jbuilder”とタイプすればよい。なお、実験に使用したRed Hat Linux 6.2J(GNOME)環境では、インストール後いったんログアウトし、再度ログインした際にはデスクトップにJBuilderのアイコンが表示され、これをダブルクリックすることでも起動できた。インストール後にデスクトップを再表示すればよかったのだろうが、この手順は試していない。
また、今回の試用に利用した「日本語版フィールドテスト」では、この後メニューなどの文字列を日本語化するためのモジュールをコピーする、という作業を行なった。
Linuxであっても、インストール作業はGUIベースで進行するし、特別な設定作業などは必要ないのでインストールはごく簡単だ。サポート対象外のディストリビューションでインストールを試したところインストーラがうまく動作しなかった、という話も聞いたが、筆者は直接確認したわけではない。少なくとも、筆者がインストールしたRed Hat Linux 6.2Jでは何の問題も起こらなかった。
画面5 JBuilder 4の起動画面。メニューの文字列は日本語化されているが、フォントがあまりきれいではないのは環境の問題かもしれない。なお、ユーザーインターフェイスのルック&フィールのデフォルトはSwingの“Metal”だが、CDE/Motifに変更することも可能 |
画面6 デスクトップにはJBuilderのアイコンが用意された。あちこちにテーマ画像として使われているポルシェとおぼしき車の、ボンネットに付けられたエンブレムがアイコンに使われているという点が、ちょっと芸が細かいところ |