法人向けのPCサーバ販売を手がけるぷらっとホームは、インターネットを使ったサービス業者向けの19インチラックマウントPCサーバ「Trus-1」、「Trus-2」を販売する。同社のPCサーバラインナップ「ファクトリーシリーズ」では、すでに19インチラックマウントタイプの製品も出荷されているが、それらはEIA(Electronic Industries Alliance)のラックマウント規格で4U(1U=44mmの高さが最小単位)の厚みがあった。ところが、Trus-1は1U、Trus-2は2Uの厚みと、いままでの1/4もしくは1/2の薄さとなっている。
Trus-1。普段見かける4Uのラックマウント型サーバと比べると、省スペースにかなり貢献しているのがわかる |
Trus-1前面 |
Trus-1のスペックは、CPUがCeleron-433MHz、メインメモリは最大192MB搭載可能、ネットワークコントローラにはIntel82558を搭載している。なお、Trus-1はAdaptecのSCSIコントローラ「AIC-7980」をオンボードで有しているが、IDEタイプの「Trus-1i」も販売する。
両タイプとも、
- ISAもしくはPCIカードの装着
- 3.5インチハードディスク用シャドーベイ
- 5.2インチベイ
の3つのオプションのいずれかを排他的に選択可能。オプションを選択した場合は、モデル名はそれぞれ「Trus-1 Plus」、「Trus-1i Plus」となる。Trus-1は31万8000円、Trus-1 Plusが32万8000円、Trus-1iが24万8000円、Trus-1i Plusが25万8000円となっている。
Trus-2。ATX仕様ということもあり、マザーボードはPCサーバで定評のあるものを選んでいる |
Trus-2前面。Trus-1に比べると厚く感じるが、これでも4Uのものに比べれば1/2の厚さ |
Trus-2は、Trus-1の2倍の厚みだが、ATX仕様のため、ドライブベイがデスクトップケース並みに拡張可能となっている。CPUはPentium III-600MHzを1基搭載したモデル「Trus-2S」と、同CPUをデュアル構成にした「Trus-2D」の2モデルが用意されている。
オプションは、
- 3.5インチシャドーベイ×2
- 5.25インチベイ×1
- PCIバス×1
となっており、Trus-1と違い、Trus-2S、Trus-2Dとも、同時に取り付けることが可能だ。Trus-2Sは39万8000円、Trus-2Dは49万8000円となっている。