テスト方法
テストは、Glassの項目で紹介したシーンをFrapsを使い、計測している。このシーンは、NVIDIAから提供されたデータを元に、Flybyモードで約60秒ほど再生されるものだ。なお、テストにあたってはConfigファイルを編集し、フレームキャップを外している。
テストは、グラフィックス設定をTEXTURE DETAILを「HIGHEST」、GRAPHICS QUALITYを「HIGH」に設定。またアンチエイリアスを無効にした設定を「標準設定」とし、4Xに設定したものを「高負荷設定」としている。解像度はゲーム負荷が比較的軽いということもあり、1280×1024、1680×1050、1920×1200ドットの3パターンで計測を行なった。
なお、直前まで日本語版のMirror's Edgeでテストしていたのだが、1.0.1パッチを適用できず、一部スコアが上がらないというトラブルに見舞われため、今回のテストは英語版に1.0.1パッチを当てて計測を行なっている。
テスト結果――
PhysXをCPUで処理すると……
HD 4870はNVIDIA PhysXが使えないため、Mirror's EdgeでPhysXを有効にするとCPUで物理効果が処理される。そのためGPUパワーよりもCPUパワーがある程度必要となるわけだが、Core 2 Quad Q9550をもってしても、30fpsをかろうじて超えるかどうか。GTX 260も同様にPhysXをCPU処理すると、スコアはHD 4870とほぼ同じとなった。
PhysXを無効にすると
今度はPhysXをまったく無効にするとどうなるだろうか。
PhysX CPU処理では振るわなかった、HD 4870とGTX 260だが、どちらもスコアを大きく伸ばし、まったくプレイに問題ないレベルとなった。アンチエイリアスをかけ、1920×1200ドットでも80fpsを超えており、22~24インチ液晶でフル解像度で十分楽しめるレベルだ。しかし、画面がかなり寂しい状態となる。
(次ページへ続く)
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