文化庁的にいちばん面白かったメディアアートをゴゴゴゴゴッと徹底的にフォトレポート
大賞はWii Fit? TENORI-ON? 文化庁メディア芸術祭レポート
2008年12月10日 14時30分更新
文化庁が選ぶ、2008年度メディアアート大賞が決定
今回で第12回となる文化庁メディア芸術祭。国内外を問わず先進的なメディアアートを公募で選出しており、年々その注目度は高まっている。カテゴリーは「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」の4部門で、今回の応募は合計2146作品(44ヵ国)と過去最多。日本がメディアアートに適した土壌に育っている証拠だろう。
今年は4部門に共通して、「海外」「身体」「個人」「視覚化」の特徴があったと、受賞作発表前に運営委員の浜野保樹氏は語る……って、どういうことなのだろうか。
まずはじめに「海外の応募作が全体の1/4と多い」こと。2つ目はそのもの身体とメディアの関係を作品化したもの、「見るだけではなく体感する作品が多い」こと。
3つ目は「インディペンデント系作品のクオリティが非常に高い」こと。そして4つ目は「音楽など、見えないものを視覚化する作品が多い」ことだ。
どこかメディアとしての「インターネット」が向かっている方向に近いようにも思える。実際に受賞作を見てみると、それぞれの部門ごとに、4つの特徴をハッキリと示す作品が発表される結果となった。それではさっそく写真たっぷりでザクザク紹介していこう。
なお、受賞作は2009年2月4日(水)~15日(日)まで、東京・六本木の国立新美術館で展示される。入場は無料なので、スケジュール帳にメモしておきたい。