テク-2 請求日によって締め日を変え、翌月末の支払日を求める
ポイント1――日付によって処理を変えるには
IF関数+DAY関数
ポイント2――月末の日付を求めるには
EOMONTH関数
この表では、D列の「請求日」によって、E列の「締め日」を決めています。
請求日が15日までなら締め日はその月の月末、請求日が16日以降なら締め日は翌月の月末です。
ポイントは月末の日付の求め方です。月末は30日だったり、31日だったり、月によって違いますが、EOMONTH関数を使えば、指定した月の月末の日付が表示できます。
ここでは、IF関数の引数にEOMONTH関数を指定し、今月末および翌月末を求めています。
また、F列の「支払日」は、E列の「締め日」の翌月末です。こちらはEOMONTH関数で翌月の月末を表示します。
なお、EOMONTH関数を使うには、4ページ目の手順で分析ツールを追加インストールして下さい。
式の解説-1
E5 セルの式は?
DAY関数で請求日(D5セル)から日にちを取り出し、16日以降かどうかを判断して処理を分けている。
EOMONTH関数の引数「月」に「1」を指定すると翌月末、「0」だと当月末が求められる。
- ●開始日から、指定した月数後(前)の月末の日付を求める
- 書式 =EOMONTH(開始日,月)
式の解説-2
F5 セルの式は
EOMONTH関数を使って、締め日(E5セル)の翌月末日を求める式。翌月末を求めるために、引数「月」には「1」を指定している。
(次ページ、「引き落としが土日に重なったら、月曜日に繰り下げるには?」に続く)
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