「Docomodake Art Exhibition in ICC」に行ってきたよ
ドコモダケが大変なことになっています――HOW TO COOK DOCOMODAKE?
2008年10月10日 23時39分更新
文● 盛田 諒/トレンド編集部
ひらべったい、グラフィッカルなドコモダケ
展覧会のはじめに見えてくるのはアート集団「plaplax」とデザイナー・辻哲郎の合作による光のオブジェ。ドコモダケの影がディスプレー上にふわふわ落ちてくる。自分の手の影でさわるとふんわり飛んでいく
つづいてはグラフィティ・アーティストMUSTONEが木製のキャンバスに描いたドコモダケ。「いるはずがないもの(キャラクター)」を「妖怪」と発想して描いたものだとか
親子3代で書家という横山豊蘭の掛軸とオブジェ。手前にぶらさがっているのは巨大な筆にキノコが生えているというもの。持ちづらそうですね
プロダクションI・Gの映画「DEAD LEAVES」の製作で話題になったイラストレーター、今井トゥーンズのイラスト。コミックタッチの線が縦横無尽に連なる迫力は圧巻
漫画家としての経験もある、KYOTAROのグラフィックスアート。ドコモダケというか、キノコだ。「キノコの森に迷い込んだ女の子と森の主の邂逅」みたいなイメージだろうか
グラフィックアーティスト、松井えり菜のドコモダケだらけ絵画。「ニューヨークで開催する」ということを聞いて、右下に松井秀喜選手の似顔絵が入っていたりする。ブドウのオブジェがぶらさがっているなど半立体的な作り(右)
大きな目玉が印象的なグラフィック・アーティスト、古武家賢太郎の夢に出てきそうな…というか出てきたドコモダケ。アーティスト自身が夢で見たキノコに、ドコモダケのモチーフを重ねているのだとか。よく見ると複数のキャンバスが張り合わされているのが分かる(右)
「small planet」(リトルモア)で名を知らしめたフォトグラファー、本城直季。書籍のカバーなどで見たことがある人も多いだろう。外郭を溶かすようにボケさせることで、模型のような街並みが広がる。ウォーリーみたいに小さくドコモダケがいる
福井利佐の切り絵。ブドウの房をモチーフに、ドコモダケがステンドグラスのように連なっている。「これが切り絵ですか!」と驚く客も多かった。斜めから見ると切り絵ということが分かる(右)
冒頭にも紹介したplaplaxによる、もう1つの映像作品。お皿のような「白いもの」に反応し、ピザなどに料理されたドコモダケが映されるという仕組み。手にとると消え(中央)、置くとあらわれる(右)
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