海外旅行の際、外貨を購入するにあたっては、レートと両替手数料、両方を気にする必要がある。たとえば両替時点での円/ドルレートが1ドル=108円で、1ドルあたり3円の手数料がかかるとすると、実際の両替レートは111円で1ドルとなる。10万円をドルにしようとしたら、実際の為替レート108円であれば約926ドルのところ、3円上乗せされて111円であれば約900ドルにしかならない。26ドル、108円で換算すると約2800円が手数料になっている計算だ。
両替額が大きくなればバカにならないこの手数料を、普段使っている投資用のFX口座を利用してできるかぎり安く、しかも円/ドルならキャンペーン期間中無料にできるのが、ひまわり証券のコンバージョン(両替)サービスだ。
ひまわり証券のFXサービス「マージンFX(外国為替証拠金取引)」は、レバレッジ最大200倍を設定できる上級者向け「デイトレ」口座と、レバレッジ最大50倍の「レギュラー」口座の2コースを用意し、取引手数料0円、こまめなスプレッド見直しで約定の確実性を高めている。このマージンFX口座を開設すれば、ポジションを持たずに両替のみのコンバージョンを利用できるのだ。
マージンFX口座で両替が可能なのは、米ドル、ユーロ、イギリスポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、カナダドル、スイスフランの7通貨だ。FX口座を持つユーザは、最新のレートで、円からこれらの通貨を24時間オンラインで1ドルから購入できる。両替手数料は、全通貨で1通貨単位あたり20銭。1ドルにつき20銭、1ユーロにつき20銭、1イギリスポンドにつき20銭といった具合だ。9月30日までのキャンペーン期間中は、米ドルに限り両替手数料は無料となる。
海外でこの両替した通貨を引き出すには、渡航先に支店、ATMがある銀行の外貨預金口座が必要だ。あらかじめ口座開設のできる銀行を選択しておき、両替した通貨の出金手続きを行なうと、指定した日本の銀行口座へひまわり証券から送金される。送金には3営業日程度の時間がかかるが、送金手数料は不要だ。そして、渡航先の銀行支店、ATMでこの外貨を現金で引き出すというわけだ。
送金先口座としては、大手の銀行であればほとんど送金先として指定できるとのことだが、ひまわり証券のユーザは8割近くがシティバンクの(日本支店で作れ)「外貨キャッシュカード専用 米ドル普通預金口座」を利用しているという。この口座は、外貨専用キャッシュカードで海外利用を前提とした口座となっている。ATMによっては引出し1回につき1~3ドル程度の手数料がかかるが、そのほか余計な手数料がかからないため、手数料の観点からは最も節約できる口座なのだ。
あらかじめ渡航先で利用できる外貨預金口座を開設する、ATMへ足を運ぶといった手間はかかるものの、手数料の節約が大命題のユーザには見逃せないのがこのコンバージョンサービスだ。もともとFX取引でこまめにレートをチェックしているなら、最適のタイミングで両替もできる。9月末までのキャンペーンも賢く利用して、海外旅行や出張の費用を節約しよう。