友達の友達の話(話に信憑性があるのかないのかわからないケースの代表なんだが)だが、彼が夜中にクルマで買い物に行こうとしたそうな。駐車場へ行きクルマに乗ろうとすると、近くで猫が鳴く。妙に声が近い。でもクルマの上にも下にも何もいない。もしやと思ってエンジンルームを開けてみると、中から声がする。懐中電灯で探すと、隅っこの方にか細く鳴く子猫を発見。
そのまま出発するわけにもいかず、かといって手を伸ばしてつかまえられる位置でもなく。車の底から入ってくつろいじゃったんだろうね。結局、子猫をなんとか捕まえて外に出すまでエンジンをかけられなかったそうである。何はともあれ、エンジンをかける前に気付いてよかった。
そんなわけで、ボンネットに乗って昼寝してもよし、下に潜り込んで隠れてもよし、クルマは猫の格好の遊び場。
猫にとっては軽だろうがカローラだろうがクラウンだろうがベンツだろうがBMWだろうが関係ない。ただそこにいい昼寝場所があるから寝るだけ。でもこういうことをされると猫の足跡がボンネットにつく……だから乗る車を選んだ方がいいですよ、って猫に言ってもしょうがないことだしな。
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