画像検索に地図検索、一属性に特化した検索はもはや当たり前になったが、このたび見つけたのは「顔」検索。
GoogleのAPIを使い、画像の中から人の顔だけを抽出してくれるイメージ検索エンジンだ。精度はどのくらいか? 早速試してみた。検索結果リストは、GoogleのPicasaっぽく画像が並んで表示される。一番左がマッチ率が高いと思われる画像のようだ。
試していて分かったのだが、どうにも面白くない。誰かの顔を探すのであれば、普通にGoogleのイメージ検索を使えばイイだけの話だ。
では、固有名詞ではなく普通名詞を入れてみたらどうだろう? 出てくる顔は、その名詞を表すような、代表的人物になるだろうか?
自社の名前を入れてみよう!
結構精度高いですな。普通にスゴイかも。でも、面白味という面では、少し欠けている。もう少し試用を続けよう。
我々編集者は、記事に使うサンプル画像などを作成する際、よく自社の名前を使ったりする。「アスキー太郎」みたいなヤツだ。というわけで、アスキー関連のワードを入れてみた。現在弊社は合併してアスキー・メディアワークスとなっているが、まだ時間が経っていないので、アスキーだけで検索してみた。
そして! 遂に顔検索の少しだけ面白い使い方を発見した。それは以下の通り。
つまりはコレ、お役立ちツールとしてはあんまり使えたものではないが、自分が所属する企業やグループの名前で検索すると、「アハハ!10年前の○○だ!」とか、「お懐かしや~!」という結果になる可能性が高いのである。もちろん、ある程度Webに写真を出していること前提ではあるが、ascii.jpの読者ならば、“ホームページ”時代からネット上の付き合いのあるお友達がたくさんいらっしゃるのではないだろうか? そういう人物の昔の写真ならば、検索される可能性は高いのである。
こうした遊びは画像検索ではできない。画像検索では、人物写真だけを抽出してくれることはないからである。
逆に言えば、まあ、その程度ではある。とはいえGoogleが引っかけた画像の中から人の顔だけを認識して表示する技術は、アイデア次第で面白い応用の仕方がありそうだ。このサイト自体も「トップセレブの顔」といったエンジンの応用例を示すようなリストを掲出していたり、ブログに貼り付けるためのコードを掲載したりと、応用を促すような作りになっている。
いずれにせよ、お暇ならばお試しアレ。