クリック証券が、賞金総額2000万円の、公開APIを使ったシステムトレードコンテスト「シストレ FX グランプリ 2008」を本日より開催しました。これがまた、なんともゴージャスです。賞金総額2000万円はもちろんのこと、なんとグラビアアイドルまで参加! しかも5人! 発表会はなかなかセクシーでした。プログラミングコンテストの色合いが濃いイベントなのに、ナゼかグラビアアイドルなのです。派手です。かわいいです。
FX=外国為替証拠金取引とは、為替レートの変動に対して資金を投入し、利ざやを稼ぐ金融商品のこと(もちろん損することもあります)。数万円レベルの初期投資金額で始められることや、相場が上がっても下がっても儲けられる(当然損することもありますが)といった点で、人気を集めています。そして、ECの世界やGoogleでは当たり前になっているWebアプリケーションAPIの公開が、なぜかFXの業界では普及していませんでした。個人が利用するFXの取り引きは大半がインターネットによるWebサービスであるにも関わらず、です。こうした状況の中開催されたのが、シストレ FX グランプリ 2008というわけです。派手ではありますが、その中身は公開APIを使ったシストレ普及が目的と、かなり真面目なのです。
プログラミング向けコンテストとはいえ、実は参加者は、必ずしも公開APIを使ったプログラミングをしなければならないというワケではありません。クリック証券が用意した取り引きツールなどを使って、あらかじめ与えられた仮想のお金500万円で取り引きを行い、純粋に増えた金額の多寡を競い合う部門も用意されています。つまりグランプリで用意された部門は2つ。公開APIを使ったソフトウェア作りを競い合う「シストレ部門」と、プログラミングはせず、仮想のお金500万円をどこまで増やすかを競い合う「トレード部門」というわけです。
賞は全部で5項目。最も賞金額が多いのが「高島社長特別賞」で1000万円。この金額は、シストレソフトの買い取り価格でもあります。そのほか、シストレ部門賞(1位は300万円)、トレード部門賞(1位は300万円)、前記MVP賞50万円、後期MVP賞50万円となっています。最優秀賞ともいえ、1000万円がそのままソフトの買い取り価格になっている高島社長特別賞以外は、プログラミングが出来ない人にも同じだけのチャンスを与えているという意味で、誰でも参加可能な開かれたコンテストと言えるでしょう。
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