7月7~9日にかけて北海道で洞爺湖サミットが開催される。北海道洞爺湖サミットはG8の首脳が集まり、世界経済、環境問題、アフリカの飢餓問題といったテーマを話し合う、世界的に注目を集めている一大イベントである。北海道中をあげてイベントに協力していると言っても過言ではない。
しかし、環境問題などを憂慮しているのは何もエライ大人たちだけではない。子どもだって、日本の、ひいては世界の将来について考えているのだ。そんな子どもたちが集まってディスカッションを繰り広げる「子ども宇宙サミット」が洞爺湖サミットに先駆けて、去る5月23~25日に苫小牧で行なわれた。
このイベントでは洞爺湖サミットよろしく、世界各国から集まった子どもたちが、各国の状況をプレゼンテーションし、さらにいくつかの分科会に分かれて子どもたち自身が今何ができるのかを話し合った。そして、来る洞爺湖サミットへ向けての提言文をまとめることを目的としていたのだ。
参加した子どもは日本から20名、海外から9名の出席者、そしてサミットの様子をブログなどで発信する取材団「ユースリポーター」の13名である。国外は、ツバル諸島、韓国、香港、インドネシア、オーストラリアから、日本からは地元北海道をはじめ、東京や大阪、南は沖縄まで、各地域から集まった。
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