イー・モバイルの音声端末は「買い」か?
Q ぶっちゃけ、どんな人にお勧めなのか?
A すでにイー・モバイルのデータ通信カードを持っている人が、2台目の待ち受け用端末として持つのが理想。「新にねん」+「ケータイプランデータセット」で申し込むことで、初期投資(HTC端末では4万3980円、東芝端末では3万3980円)のみ、月額費用なしで端末を維持し続けられる。
ケータイとパソコンを常に持ち歩いていて、データ通信カードが欲しいという人も注目だ。最大3.6Mbpsという通信速度を、どんなに使ってもデータ通信料が上限5980円に収まる選択肢はほかにない。ケータイとデータ通信カードのふたつをひとつにまとめられという点も魅力になるだろう。
Q デメリットはないの?
A やはり、サービスエリアの狭さが気になるところだ。イー・モバイルの通信エリアは東京など、大都市圏ではカバー率が高まってきているが、全国で見るとNTTドコモ/au/ソフトバンク/ウィルコムに比べてまだ低い。上記の「お勧め」は、人口カバー率の高い地域に住むユーザー限定と言える。
【オマケ】まめ知識
Q 音声信号の帯域幅は?
A 12.2kbps。
Q 「新にねん」で契約して、2年間経過するとどうなる?
A 自動的に「ベーシック」(年とく割)に移行する。ちなみに「年とく割」も、1年経過すると自動継続となる。
Q オプションとしてADSLサービスが利用できるけど、「無期限セット割」には申し込める?
A 申し込めない。「無期限セット割」はデータプランのみのキャンペーンになる。
無期限セット割り
イー・モバイルは、「無期限セット割」というキャンペーンを2009年2月28日まで実施している。これは、イー・モバイルのデータ端末や電話とセットで申し込めるADSLサービス(下り10Mbps/上り1Mbps)の月定額料金を、無期限で割り引いてくれるというもの。
月定額料金は、電話とADSLを一緒に使う「タイプ1」なら1500円、ADSL専用の「タイプ2」では3480円で、キャンペーンに申し込むと、タイプ1なら1500円、タイプ2なら1980円の割り引きとなる。つまりタイプ1なら無期限/タダで使えるということだ。ADSLの速度は基地局からの距離によって大きく変わるうえ、今では遅い部類に入る10Mbpsという速度だが、条件が合えばオイシイと言える。
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