米ネバダ州ラスベガスで今月7日(現地時間)から10日まで開催されている家電・デジタル機器の巨大展示会「2008 International CES」(以下、CES 2008)。CES 2008は、Hotel Venetian、Hilton Hotel、Las Vegas Convention Center(LVCC)の3ヵ所を利用して開催されているが、そのうちのLVCCのNorth Hallでは、「家電なのか?」と思えるような製品も展示されている。その製品とは……。
自分、走り屋ッスから、音響系はちょっとニガテ
そうです、車です。ここ、North Hallはほかのホールとはまるっきり雰囲気が違う世界となっています。まず客層が違う。Central HallやSouth Hallはスーツを着たビジネスマンや報道関係者が多かったですが、North Hallはアメリカンマッチョなグッドルッキングガイや、ヒップホッパー(っぽい格好をしている人)、ラッパー(っぽい格好をしている人)など、B-Boyがたくさん。
そして、お腹の底にズンドコ響く、土曜深夜の大黒パーキングエリアを思い出させる重低音。いわば、アメリカ版オートサロンとも言うべき場所か。そういえば、筆者が帰る頃にはちょうど幕張メッセで東京オートサロンが開催されているではないか。東京オートサロンには、時差ボケの真っ最中で取材に行けそうにもないので、せっかくだからこのNorth Hallでウサ晴らしをすることにした。
だが、なーんかオートサロンに来ていると思うと感じる違和感。そうだ、会場が明るすぎるんだ。そしてお姉ちゃんが少ない。さらに、スピーカーやアンプなどの音響系ばかりで、チューニング系はまったくなし。やはり、家電・デジタル機器の展示会の一部なんですね……。
アメリカン問わずスーパーカーが勢ぞろい!
オートサロンと違った意味ですごいのは、スーパーカーがポンと置いてあるところ。もちろん触れるようにはなっていないが、それでもこんなに身近で見られるのはうれしい。ただ、やはりチューニングカー的なものも置いてあればよかったかなぁ、と個人的には思う。アメリカにはチューニングカーが走っていないわけではなく、アキュラ(ホンダ)のインテグラや、三菱のエクリプスのチューニングカーは市街地でよく見たからだ。
会場外の駐車場ではBMWのフォーミュラカーが爆音で走る
North Hallからさらに北に歩いていった「Gold Lot」という駐車場エリアでは、BMWザウバーがスポンサーのインテルの協力のもと、特設会場を設置していた。晴天の日の下で、案内してくれるお姉さんも常にニコニコ。さらに早口でまくし立てる。
会場内にはF1カーも置いてあって、調整をしていたのでてっきり走るものだと思っていたのだが、実際に走ったのはフォーミュラーカーのほう。でも、フェンスギリギリまで寄せて、車をスライドさせていくコントロール技術はさすが!
そんな拓海くんもアキオくんもびっくりなマシンコントロールは、以下の動画でご覧いただきたい。