外で使うにはちょっと目立ちすぎる?
電車での利用の場合
やはり、携帯ワンセグ機なので「外で使わないといかんだろう」と、DSテレビを外に持ち出して使ってみた。
まずは電車の中でのテスト。埼玉方面から都心に向かう西武池袋線の車内と、山手線の車内でテストを行なった。
パッと端末を取り出して、アンテナをちょっと伸ばせばすぐに見られるワンセグケータイと異なり、DS Liteを取り出してアンテナを接続し、さらにアンテナを伸ばすのは満員電車の中では勇気のいる行動だ。
アンテナを伸ばさない状態では、西武池袋線の車内(練馬付近)はおろか、山手線の車内(池袋付近)でもコマ送りになってしまい、満足に見られなかった。電車内で見るなら、アンテナを伸ばすのは必須なようだ。
イベント会場(東京ビッグサイト)の場合
「こんなとき、ワンセグが見れたらいいな」と思うのは、やはり手持ち無沙汰な行列時だろう。行列というと、筆者が思い浮かんだのは千葉にある某遊園地の各アトラクション待ちだが、どう考えても予算が下りないのと、カップルで来ているという状況を仮定したとして、片方がワンセグを見ていたら、破局の危機に陥りかねないではないか。この案は残念ながら破棄した。
ならば、と思いついたのは東京ビッグサイト。ここにはある種のカテゴリーに属する人たちなら、1年の締めとも言えるビッグイベントが年末にあるではないか。果たしてDSテレビは、並んでいる最中の暇つぶし、もしくは店番をしている最中の暇つぶしに使えるのか!?
おそらく並ぶであろう、駅から東京ビッグサイトへの道のりでは、アンテナを伸ばさずともワンセグを快適に見ることができた。番組録画ができないので、始発電車から並んでいるような時間では、それほど興味のある番組を見ることはできないかもしれないが、暇つぶしにはなるかもしれない。ワンセグに飽きたらゲームをしたり、周りにいる人とピクトチャットしたり……っていうのは本末転倒ですかね。
さて、会場内でのワンセグ状況はどうだろうか。今回は、ちょうど開催されていたイベント「デザイン・フェスタ」で会場内での電波状況をチェックしてみた。残念ながらデザイン・フェスタが開催されていたのは西ホールで、年末の某イベントでは西と東の両ホールでブースが設営される。あくまで参考程度に留めていただければと思う。
結論から言うと、西展示棟に入ったところの1階エントランスでは、アンテナを伸ばせば全ての放送局を視聴することができた。ただし、ホールに入ってしまうとその電波状況が悪化し、サーチしても特定の放送局は引っかからなくなってしまった。
また、サーチできた局でも体の向きやアンテナの方向によっては放送が止まってしまうなど、快適に見れるとはいい難い状況だった。壁際のブースならきちんと見られるかもしれないが、ワンセグを快適に見られるか否かは、ブースが実際に設営される場所次第だろう。