Xenベースをベースとしたオラクルでは初めての仮想化ソフト「Oracle VM」を発表した。11月14日からウェブサイトでダウンロードを開始する。
Linux環境をサポートした仮想化ソフト
11月12日、Oracle OpenWorld 2007にて、Xen hypervisorをベースにしたオラクル初のサーバ仮想化ソフトウェア「Oracle VM」を発表した。
Oracle VMはグラフィカルなインターフェイスによる高い操作性を持ち、x86アーキテクチャを基盤としたエンタープライズ規模の仮想化サーバの構築とマネジメントを実現する。開発担当エグゼクティブ バイス プレジデントのチャック・ロズワット氏は「他社の仮想化ソフトに比べ、3倍以上の効率を実現している」と自信を見せる。
Oracle VMは一度インストールすることで、Oracle VMだけでなくOracle Enterprise Linuxのパッチとアップグレードを自動的に行なうため、インストールが容易になった。すでにOracle Database、 Oracle Fusion Middleware、Oracle E-Business Suiteなどのオラクルの主要製品との動作検証は取れている。
Oracle VMは11月14日からオラクルのウェブサイトで提供開始する。価格は1システム(2CPU)まで、年間499ドル。CPU無制限の場合は、年間999ドル。なお、日本オラクルでの対応は未定。