パイオニア(株)は7日、DJ用CDプレーヤー「CDJ-400」を発表した。同日には、4日に発表されたプロDJ向け映像・音声ミキサー「SVM-1000」とともに、一般ユーザー向けの発表会が渋谷のクラブ「WOMB」(ウーム)で開催された。
CDJ-400は、次々と曲をつないだり、複数の曲をミックスする「スクラッチ」機能を新たに搭載したDJプレイ用CDプレーヤー。同社のDJプレイ用CDプレーヤーのエントリーモデル「CDJ-200」の後継機種で、発売は12月上旬。想定実売価格は7万円前後。
CDJ-400ではUSBストレージデバイスに収録されたMP3楽曲の読み込みに対応。音楽CDだけではなくMP3の楽曲も組み合わせてDJプレイが行なえるようになった。また、“ブルブル”という効果音を付加する「BUBBLE」(バブル)、音を一定時間ミュートしているような効果を出す「TRANS」(トランス)、ギターなどの「ペダルワウ」(ワウワウワウ~という音を作り出すペダル)の効果を出す「WAH」といった「スクラッチジョグエフェクト」を搭載。任意の音で4拍のループを自動で組む「ビートループ」といったループ機能も3種類使用できる。
そのほかに、パソコンとCDJ-400をUSBで接続することで、同社のDJソフト「DJS」やニュージーランド Serato社の「Scratch Live」といったソフトをCDJ-400で操作することが可能。またMIDIコントローラーとしても使用できる。
対応するCDは、音楽CDフォーマット(CD-DA)のCD-ROM、CD-R/RWメディア。出力端子はアナログ、デジタルで各1系統ずつ搭載する(RCAピン)。
発表会は主に「SVM-1000」の話が中心で、会場入り口には列ができるほどの大勢の人たちが詰め掛けた。また、発表会では3人のDJがSVM-1000で実際にDJプレイを披露し、観客を沸かせた。