パイオニアから、スマートフォンやタブレットなどと無線LANで接続できるDJシステム「XDJ-AERO」が発表された。8月下旬発売予定で、予想実売価格は10万円前後。
業界初の無線LAN搭載DJシステムとなる本機は、iPhoneやiPad、Androidスマホ/タブレット、PCなどと無線LANで接続し、これらのデバイスに保存されている楽曲をワイヤレスで転送できる。ルーターを介しての接続のほか、本機をアクセスポイントとして直接接続できるので、屋外など無線LAN環境がない場所でも利用できる。
XDJ-AEROはジョグダイヤルを搭載するプレーヤー部が2つ、2chミキサー部が1つの構成になっており、プレーヤー部に対してそれぞれ別の曲を転送することが可能。
デバイスは最大4台まで同時に接続でき、XDJ-AERO上のスティックでモバイル機器のリモート操作が可能。接続さえしてしまえばファイル選択などモバイル機器側で操作する必要がない。
なお、スマホなどと接続するためには無料の専用アプリが必要で、iOSとAndroid用のアプリを本機発売時期までにリリースする予定だ。また、PCと接続するためのソフト「rekordbox」は本機に付属する。