12日に突然の辞任表明を行なった安倍晋三首相。新聞やテレビはその話題で持ちきりだ。自民党では14日公示、19日投開票の日程で党総裁選を行なう予定だという。「政治なんて興味ないよ」と考える読者もいるだろうが、実は今回の総裁選はアキバ系のマニア心をくすぐる、面白いバックグラウンドの議員が鍵を握っている。
射撃の腕前は“ゴルゴ顔負け(?)”の麻生氏
“自作パソコン歴10年”の与謝野氏
まず次期総裁の有力な候補と考えられているのが、現幹事長の麻生太郎氏。麻生氏は、ネットの世界ではマンガ好きな政治家として有名。
好きなマンガ作品のひとつに『ゴルゴ13』があるそうだが、自身もモントリオール大会の射撃選手として、オリンピックに出場した経験がある。また、『サラリーマン金太郎』の作者である本宮ひろ志の大ファンであることがテレビ番組で紹介されたりとオタクからも注目を集める存在だ。
(真偽は不明だが)『ローゼンメイデン』(ゴスロリ風の衣装を着た人形達が究極の乙女“アリス”を目指してバトルを繰り広げるPEACH-PITのマンガ作品で、2005年にアニメ化)の愛読者であるという噂から“ローゼン閣下”の異名も取る。
麻生氏の影に隠れがちだが、与謝野 馨官房長官も相当な自作マニアだ。
アスキー刊行のムック『大人のデジタル生活 パソコン自作を愉しむ』では、その経験をフランクに話している。
以下は記事からの抜粋:
- 1997年に最初のマシンを組み立てて、すでに30台は作っている
- 最初に作ったマシンのCPUはPentium II-300MHz(当時9万9800円)。しかし今の秋葉原では1000円ぐらい。卒倒しそうだ
- 自分は1台のマシンを2時間程度で組み立てられる熟練工
お堅いイメージで捉えられがちな政治家だが、こういった素顔に触れると何となく親近感も出てくる。日本の未来を左右する総裁選も要チェックだ!