マイクロソフトは18日、秋葉原の“CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)”にて“Ultimate α+マニアの祭典2”を開催した。同イベントはUltimate α+購入者限定の第1部と、入場フリーの2部制で行なわれた。日本初公開となる「Windows Home Server RTM版」が用意されるなど、第1部はクローズドイベントであるにも関わらず大勢の参加者が集まった。
Microsoft Silverlightって何?
第1部のトップバッターとして登場したマイクロソフトの春日井氏は、今夏に正式版がリリース予定の“Microsoft Silverlight”に関するプレゼンテーションを行なった。Microsoft SilverlightはInternet ExplorerやFirefoxに代表されるウェブブラウザー用のプラグインで、1つのインターフェースで動画や音楽などのコンテンツをを楽しむことができる次世代プラットフォームだ。また今回はMicrosoft Silverlight向けのコンテンツ開発に適した「Microsoft Expression Studio」も併せて紹介された。これは動画や画像の作成を行なう「Expression Blend」、ウェブサイトの開発を行なう「Expression Web」、メディア管理を行なう「Expression Media」、グラフィックデザインを行なう「Expression Design」の4製品が含まれたパッケージソフトウェアとなる。
DirectX 10でロストプラネット!
続いてはカプコンとNVIDIAの共同による「DirectX 10」ならびにカプコンが発売しているゲームソフト「ロストプラネット」に関するプレゼンテーションが行われた。現在、Windows Vistaにのみに対応しているDirectX 10の優れた表現能力や描写能力を、実際のロストプラネットの映像を使ってDirectX 9と比較するという方法でその実力をアピールした。実際のデモでは、DirectX 10のほうがDirectX 9よりも髪の毛の描写が1本1本細かく表現されており、その違いははっきりとわかった。
Windows Home Server RTM版、日本初公開!
今回、日本初公開となった「Windows Home Server RTM版」は、既存のWindows Serverをベースに家庭用のOSとして改良されたもので、家庭内の複数のパソコンとのファイル共有を可能にし、また「Xbox360」をはじめとするあらゆる機器と接続することもできるとするもの。さらに外出先からでもWindows Home Server上の共有フォルダにアクセスができるリモートアクセス機能に対応しており、Windows Home Server Connector softwareをインストールすることによってバックアップも自動で簡単に行なうことができるという。
64bitの時代は来るのか!?
入場フリーの第2部では、マイクロソフト森氏による“ハイパフォーマン時代のコンピューティング”と題されたプレゼンテーションが行なわれた。この中で同氏は、近年ハイスペックのマシンが増えており、64bit OSを取り巻く環境が変化してきていると語り、64bitのメリットとして4GBを超える大容量のメモリを使用することが可能な点などを挙げ、64bitの魅力を存分にアピールした。またVertual PC 2007によるエミュレーターのデモンストレーションも実施された。