3Dバーチャルコミュニティ事業を展開するココアが、写真や映像などのコンテンツ提供を手がけるコービスジャパンと協力関係を構築していくことを発表した。今後、ココアが手がける3Dバーチャルコミュニティ「meet-me」で、コービスジャパンのコンテンツ利用や著作権管理のサポートを受ける。
コービスの写真や映像コンテンツが「meet-me」上で利用可能に
3Dバーチャルコミュニティ事業を展開するココアが、世界最大規模の写真や映像コンテンツを所有するコービスジャパンと協力関係を構築していくことを発表した。
トランスコスモス、フロム・ソフトウェア、産経新聞社の3社による合弁会社ココアは、年内に国産3Dバーチャルコミュニティ「meet-me」を登場させる。meet-meは東京23区をカーナビと同等のデジタル地図をもとに再現し、公序良俗に反する行為を排除することで誰もが楽しめるバーチャルコミュニティを実現する。また、ユーザーがある程度受身であっても、心地よく過ごせる仕掛けを随所に展開していくことが予定されている。
米コービスは世界50カ国以上で広告やメディア業界などを対象に、有名人のポートレートや美術品などの写真や映像コンテンツを素材として提供したり、著作権の管理などのライツサービスを手がけている。
今回、ココアとコービスジャパンが協力関係を構築したことにより、1億点にのぼるコービスの写真コレクションや映像ライブラリーなどのコンテンツがmeet-me上で利用できるようになる。
たとえば、コービスジャパンが有する写真や映像を利用して、meet-me内での美術館・博物館の運営や参加企業の広告・プロモーション展開における素材の提供などを予定している。また、長年ライツサービスに携わってきたコービスジャパンのノウハウを活用することで、meet-me内における知的財産に関わる権利処理においても同社のサポートを受けることになっている。