ガンダム00を尻目に、バンダイブースで見つけたモノたち
玩具業界最大手の(株)バンダイブースでは、入口に新作アニメ“ガンダム00(ダブルオー)”の展示が設置されるなど、アニメ関連グッズ・玩具が目白押し。しかしそれらをスルーしてネタを探す記者の目にまず留まったのが、女の子向け玩具の『こなぷん おすしキッチン』。お寿司屋さんごっこ用のアイテムで、イミテーションの寿司を作る材料と、皿やカウンターなどがセットになった商品だ。
これの何がスゴイかというと、“パッと見がすごくリアル!”なところ。“こなぷん”と称する粉末を水に溶かし、ご飯や寿司ねたを作って遊ぶのだが、ミニミニサイズのイミテーションにも関わらず、リアルな質感には驚かされる。イクラの透明感のあるつぶつぶや、ウニの柔らかそうな質感などは、本当に思わず食べたくなるほど。イミテーションなので、もちろん食べられないのだが……。残念!
1セットで作れる寿司は、マグロ、ウニ、イクラ、玉子がそれぞれ4つ。別売りのこなぷん『おすしのこなぷん』も用意される。価格は3675円で、7月14日発売の予定。こなぷんシリーズはほかにも、クレープやハンバーガー、たこやきといったラインナップが揃っている。
すでに販売中とのことだが、アイスバーの定番“ガリガリ君”風の入浴剤『ガリガリ君入浴剤Cool!』も展示されていた。味……ではなく香りのバリエーションは、ソーダ、コーラ、オレンジ、グレープの4種。バーまで付いた入浴剤を手にとって嗅いでみると、コーラやソーダなどは「これこれ! こんな香りだよ!」という感じで、ガリガリ君のアイスバーっぽい香りがする。
お風呂のお湯に投じると、入浴剤が熔けきったあとにバーが水面に浮かんでくるそうだ。バーにはメッセージが一言書かれているほか当たりもあって、バーに“氷かき当たり”が書かれていたら、“特製ガリガリ君氷かき器”がもらえるそうだ。コンビニエンスストアなどで販売中で、価格は210円。
電子玩具“Beena”がSDメモリーカードに対応
セガグループの玩具メーカー、(株)セガトイズは26日に、エプソン販売(株)や写真館チェーン経営を手がける(株)スタジオアリスと共同で、セガトイズの子供向け知育玩具“アドバンス・ピコ・ビーナ”(以下Beena)を中核とした“おえかきアルバム推進プロジェクト”を実施することを発表している。そのセガトイズブースでは、プロジェクトの第一弾となる製品として、Beenaと専用SDメモリーカードリーダー/ライターをセットにした『おえかきしてのこしてプリントしちゃおうセット』(以下おえかきセット)が出展されていた。
Beenaはテレビに接続する子供向けコンピューターと言うべきもので、専用ソフトと組み合わせて、さまざまなアプリケーションを楽しむ機能を持つ。操作には主にタッチペンを使用する。おえかきセットはその名のとおり、子供がBeenaで描いた絵をSDメモリーカード(カードは付属しない)に保存(JPEG形式)する機能を備える。記録された絵は、SDメモリーカード経由でパソコンに取り込んだり、プリンターで出力したりできる。展示ブースではエプソン販売のコンパクトプリンター“カラリオ ミー”を使ったダイレクトプリントや、ミニアルバムとして製本したり、子供の描いた絵を携帯電話の待ち受け画像にするといった楽しみ方が提案されている。
おえかきセットは、付属専用ソフトの違いにより3種類のバリエーションが用意される。価格は4179円で、7月19日発売の予定。
そのほかにもセガトイズブースでは、64MBの内蔵メモリーに最大10分間の動画撮影、最大600枚の静止画撮影が可能な子供向けデジタルビデオカメラ“プリショット”なども展示されていた。市販のSDメモリーカードの使用も可能で、一昔前の動画撮影機能付きデジタルカメラ並みのカメラが、子供向け玩具として製品化されているのは驚きだ。