フェイス秋葉原本店になぜかSocket A対応のMicro ATXマザーが大量入荷している。もはや対応CPUを入手するほうが困難になりつつあるこのご時世に、Socket A対応の新品マザーボードを販売するなど予想すらできなかったわけだが、さらに驚くことに同時に2製品も入荷しているのだ。
入荷したのはPC chips製の「M863G 5.1A」と、ECS製の「L7VMM2 1.0A」の2製品。ショップによると「Socket Aマザーの新品が入荷するのはこれがおそらく最後だろう」とのこと。新品とはいえ、かなり古い製品なだけにショップではジャンク品扱いとしており、購入しても保証は一切無い。新品のSocket Aマザーが今頃店頭で発売されることに驚かされるが、それ以上に驚くのがその価格。PC chips製の「M863G 5.1A」が4980円、ECS製の「L7VMM2 1.0A」が3000円となっており、下手をすると最近のワイヤレスキーボードや、ワイヤレスマウスよりも安いことになる。
マザーボードのスペックをチェックしてみると、PC chips製の「M863G 5.1A」は“SiS 741GX+964L”チップセットを搭載し、FSBは333MHz。拡張スロットはAGPx8×1、PCI×2、DDR DIMM×2(DDR333/266、最大2GBまで)という構成だ。オンボードインターフェイスは、チップセットによるVGA機能や4chサウンド、100/10BASE-Tイーサネット、USB×4などを搭載している。
一方、ECS製の「L7VMM2 1.0A」は“VIA KM266+VT8235”チップセットを搭載し、FSBは266/200MHz。拡張スロットはAGPx4×1、PCI×3、CNR×1、DDR DIMM×2(DDR266/200、最大2GBまで)という構成で、オンボードインターフェイスは、チップセットによるVGA機能、サウンド、100/10BASE-Tイーサネット、USB×4など。なお、付属品はバックパネルのみで、ドライバ類はユーザーがダウンロードしなければならない。