筐体内部が液体で満たされているという、度肝を抜く冷却システムを採用した1200W電源「PSU-1200ATX-12S」がKOOLANCEから登場した。電源ユニットが完全に水没した状態となっており、見た目のインパクトは抜群。同製品のデモを現在オリオスペックで行なっている。
この電源は、水冷システムのタンクに電源ユニットをドボンと放り込んだような構造となっており、従来の水冷システムにあるウォーターブロック(水枕)は存在しない。水没した電源に通電するなど、常識から考えるとタダでは済まない危険度大な行為だが、満たされている液体は電気を通さない工業用の特殊な液体のため、基板などにかけてもショートや爆発などはしないという。
内部の液体は、電源ユニット背面に設置されたラジエータで冷却する。ラジエータのサイズは172(W)×105(D)×141(H)mmで、PCケース背面にも取り付け可能だ。ラジエータには、温度によりファン回転数を自動制御する12cmファン(風量20~107CFM/騒音値25~33dB)が1基搭載されている。
電源の出力は1200W(最大出力1400W)で、12Vラインは4系統(18V/18V/30V/30V)用意されている。コネクタ数はATXメイン(24ピン)×1、ATX12V(8ピン)×1、FDD用×1、HDD×12、Serial ATA×6、PCI Express(6ピン)×4。 電源ユニットのサイズは152(W)×210(D)×81(H)mmとなる。デモを行なっているオリオスペックによると、販売するかどうかは現在検討中で、販売するとしたら予価は7万9800円前後になるとのこと。