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「サイバーレジリエンス」「エンタープライズ向けソリューション」の二側面を強化

Veeam、Kubernetesデータ保護の最新版「Kasten V7.0」発表

2024年05月14日 17時30分更新

文● ASCII

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 Veeam Softwareは2024年5月10日、Kubernetes向けデータ保護ソリューションの最新版「Veeam Kasten for Kubernetes V7.0」(Kasten V7.0)を発表した。FIPS(米国連邦情報処理規格)準拠の強固なセキュリティ、「Azure Blob」不変ストレージへの対応などによるランサムウェア対策強化、「Red Hat OpenShift」との統合強化や「OpenShift Virtualization」仮想マシンへの対応強化といった新機能/機能強化点がある。

 Kasten V7.0では、「サイバーレジリエンスの強化」「エンタープライズ向けソリューションの強化」という大きく2つのテーマに沿って、30以上の新機能追加と機能強化が図られた。Veeamでは特に、「本バージョンでは、VeeamとRed HatおよびMicrosoftとの連携を強化し、機能をさらに拡大する」と発表している。

 サイバーレジリエンスの強化では、新たにAzure Blob不変ストレージに対応したほか、不変ストレージに保存済みのリストアポイントの可視化、Kubernetesのブロックモードボリュームの不変ストレージ保存の対応など、ランサムウェア対策がより強化された。また、FIPS対応クラスタのデータ保護への対応とFIPS 140-3準拠により、政府/公共部門の厳格なコンプライアンス要件に適合するとしている。

 エンタープライズ向けソリューションの強化では、Red Hat OpenShiftのImageStreamで管理するコンテナイメージの保護、OpenShift Virtualizationの仮想マシンバックアップにおける性能向上、ACM(Advanced Cluster Management for Kubernetes)管理下のすべてのクラスタに対するKastenのデプロイ、「Azure Container Marketplace」からの導入といった強化点がある。

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