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Kasten by Veeam、Kubernetes環境のデータ保護を簡素化する「Kasten K10 V5.5」を発表

2022年10月31日 10時30分更新

文● ASCII

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 Kasten by Veeamは10月26日、Kubernetes環境向けのデータマネジメントプラットフォームの新バージョン「Kasten by Veeam K10 V5.5」を発表した。

 Kubernetesアプリケーションは急速なスピードで成長を遂げているが、このニーズに対応するために必要なスキルセットを持つ運用チームのリソース確保が課題となっているという。Kubernetes環境に特化したKasten by Veeam K10 V5.5の最新リリースでは、このスキルギャップを解消するため自律的な運用とクラウドネイティブの拡張に関する強力な新機能を導入。

 主な新機能として、大規模なデータ保護を簡素化するインテリジェントな診断機能を搭載し、ユーザーはアプリケーションの非ピーク時の使用時間を考慮し、それに応じてバックアップウィンドウを指定できるほか、バックアップ作業の順序を自動化できる。直感的なグラフィカルウィザードにより最適なインストールマニフェストを生成・可視化して複数回のインストールで繰り返し使用でき、導入はさらに容易となった。

 また、IPv6をサポートしており、IP枯渇の問題を解決するほか、IPv6によるPod間通信を備えたAmazon EKSをサポート。さらにGitOps ワークフローとの統合により効率的なアプリのデプロイやバックアップ/リストアのためのスケーラブルなワークフローを提供。このほか、RedHat OpenShift上で仮想マシン(VM)とコンテナのワークロードを並行して実行・管理できる「RedHat OpenShift Virtualization」を新たにサポートする。保護対象としてOCP 4.10、Kubernetes 1.23、バックアップターゲットとして Azure Files、Azure Managed identity のサポート、および AWS(ジャカルタ)と GCP(ミラノ)の地域への対応を追加。ワークロードの種類や地域、ストレージの種類、セキュリティー機能にわたって利用者が最新の先進技術にアクセスできるようになった。

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