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PC自作の常識は世間の非常識? 第6回

目の悪さと高速転送、リセールバリューが決め手

PC自作バカの僕がお金もないのに高額なiPhone 15 Pro Maxを選んだ理由

2023年09月26日 12時00分更新

文● ジサトライッペイ 編集●ASCII

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PC自作バカの僕がお金もないのに高額なiPhone 15 Pro Maxを選んだ理由

 ボンジュール、PC自作に年間50万円はつっこんでいるジサトライッペイです。今年も凱旋門賞の季節がやってきましたね。僕はひと足お先に『ウマ娘 プリティーダービー』の新シナリオ向けの最強サポカを完凸して、貯金がすっからかんになりました。

 今回はそんな金なし・運なし・ろくでなしの僕が、なぜ高額な「iPhone 15 Pro Max」の512GBモデルを予約したのかってお話です。

PC自作バカの僕がお金もないのに高額なiPhone 15 Pro Maxを選んだ理由

「AppleCare+ for iPhone 15 Pro Max」も入れて、しめて25万1600円。「Core i9-13900KS」2個よりもたっけーです

■6.7型&10GbpsのUSB Type-Cはマスト

 僕が現在使っているスマホは、2年前の夏に購入した「iPhone 12 Pro Max」の512GBモデル。もう少し待てば、iPhone 13シリーズが出るというタイミングでした。しかし、いきなり目が悪くなったせいで、一刻も早く当時使っていた「iPhone X」よりも画面が大きく見やすいスマホに乗り換えたかったのです。

 そんなわけで、今回も画面サイズの都合上、6.1型の「iPhone 15」や「iPhone 15 Pro」はまず除外しました。残りは6.7型の「iPhone 15Plus」かiPhone 15 Pro Maxになるわけですが、USB Type-Cのデータ転送速度が高速な後者に決定。

  iPhone 15 iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
容量 128/256/512GB 128/256/512GB
1TB
256/512GB
1TB
ディスプレー 6.1型有機EL 6.7型有機EL 6.1型有機EL
120Hz対応
常時表示
6.7型有機EL
120Hz対応
常時表示
画面解像度 2556×1179
ドット
2796×1290
ドット
2556×1179
ドット
2796×1290
ドット
サイズ 71.6×147.6
×7.8mm
77.8×160.9
×7.8mm
70.6×146.6
×8.25mm
76.7×159.9
×8.25mm
重量 171g 201g 187g 221g
CPU A16 Bionic A17 Pro
Wi-Fi Wi-Fi 6(2×2 MIMO) Wi-Fi 6E(2×2 MIMO)
コネクター USB-C(480Mbps) USB-C(10Gbps)
連続再生時間
(ビデオ
/ストリーミング
/音楽)
20時間
/16時間
/80時間
26時間
/20時間
/100時間
23時間
/20時間
/75時間
29時間
/25時間
/95時間

 だってこの通り、iPhone 15 PlusのUSB Type-Cの仕様が、USB 2.0(最大480bps)相当なんですもの。iPhone 15 Pro MaxのUSB 3.2 Gen 2(最大10Gbs)相当ですら「最新モデルでこれかよ!」って話ですからね。PC自作業界では、Thunderbolt 4(最大40Gbps)はどうする? おもいきってつけちゃう? いやー、USB 3.2 Gen 2x2(最大20Gbps)で妥協するわ~なんて時代なのに。USB 2.0って。ないわ~。

■背中を押したiPhoneのリセールバリュー

 そして、ストレージ容量は今使っているiPhone 12 Pro Maxが512GBモデルなのでそこに合わせました。現在の使用量は180GBぐらいなので、256GBモデルでも足りるんじゃないかなーとは思いました。3万円も差がありますし。でも、そんなことを考えていましたら、次第にiPhoneを今買い替えなくてもいいんじゃないか、という気もしてきました。

 だって、PC自作向けのM.2 SSDだったら、512GBモデルでも3000円台ですよ。1TBモデルでも5000円台で買えてしまうご時勢に、ねぇ? ちょっとどうなんだろうと思いません? しかも、別に今使っている端末の具合が悪いってことでもないですし。お金もないことだし、まあ今回もスルーかなと思っていたところ、聞き流せない情報が飛び込んできました。

 それは、「iPhoneはリセールバリューがイイ」らしい。すなわち、「高く売れる」んですって。で、本当かなーと思って、よく使っている売買サービス「ラクウル」で調べてみたところ、僕のiPhone 12 Pro Max(512GBモデル)の買取目安額は、状態次第ではあるのですが、なんと9万2000円でした。おいおい、マジかよ! ウワサには聞いていたけど、iPhoneのリセールバリューってスゲー!

PC自作バカの僕がお金もないのに高額なiPhone 15 Pro Maxを選んだ理由

iPhone 12 Pro Max(512GBモデル)のSIMフリー版の目安買取価格は9万2000円

PC自作バカの僕がお金もないのに高額なiPhone 15 Pro Maxを選んだ理由

ラクウルは現在キャンペーンで、1年前のiPhone 14 Pro Maxの1TBモデルは16万9800円とかなり高額で買い取ってくれる模様。発売当時の販売価格は23万9800円だったので、差額はわずか7万円。恐るべきリセールバリューです

 このリセールバリューの高さに興奮して、ついつい財布のひもがゆるんでしまい、まんまと512GBモデルを予約してしまったわけです。でも、後悔はしておりません。だって見てくださいよ。このアップデートされたスペックの数々を!

  iPhone 12 Pro Max iPhone 15 Pro Max
容量 512GB 512GB
ディスプレー 6.7型有機EL 6.7型有機EL、120Hz、常時表示
画面解像度 2778×1284ドット 2796×1290ドット
画素密度 458ppi 460ppi
最大輝度 800ニト(標準)、1200ニト(HDR) 1000ニト(標準)、1600ニト(HDR)、2000ニト(屋外)
サイズ 78.1×160.8×7.4mm 76.7×159.9×8.25mm
重量 226g 221g
CPU A14 Bionic A17 Pro
カメラ 12メガ(広角)+12メガ(超広角)+12メガ(望遠5倍)/F値1.6、2.4、2.2+LiDAR 48メガ(広角)+12メガ(超広角)+12メガ(望遠5倍)/F値1.78、2.2、2.8+LiDAR
インカメラ 12メガ/F値2.2 12メガ/F値1.9
手ぶれ補正 ○(光学式:広角/望遠、広角はセンサーシフト式も) ○(光学式:広角/望遠、広角は第2世代センサーシフト式も)
Wi-Fi Wi-Fi 6(2×2 MIMO) Wi-Fi 6E(2×2 MIMO)
コネクター Lightning USB-C(10Gbps)
連続再生時間
(ビデオ/ストリーミング/音楽)
20時間/12時間/80時間 29時間/25時間/95時間
ワイヤレス充電 ○(MagSafe、Qi) ○(MagSafe、Qi2)

 ディスプレーもSoCもカメラもWi-Fiもコネクターもすべて進化してるうえに、ちょろっと小型・軽量化までしていて最高ですよ! さらに、売る時は高額買取してもらえるってんだから、一時的に25万円ぐらい出てってもノープロブレムです。おそらくこれなら、UDランクのウマ娘もサクッと育成できるし、きっと凱旋門賞のチャンピンズミーティングでジュエルをわんさかもらえることでしょう。

 とりあえずは3回払いの1回目の前に、iPhoneのほかPCパーツもいくつか売ろうと思います。iPhoneと比べたらリセールバリューはちょっとわかりませんが、なんぼか足しにはなるでしょう(僕が100万円で買ったCPU「Xeon E5-2699 v4」×2は「0円」でした……)。むしろ、iPhoneの売買で浮いたお金のぶん、新しいPCパーツでも買っちゃいましょうかね。えへへ。
 

筆者紹介───ジサトライッペイ

PC自作バカの僕がお金もないのに高額なiPhone 15 Pro Maxを選んだ理由

 アスキーに自作PC大好き集団「自作虎の巻」、略して「ジサトラ」のアルバイトリーダー。宮城県出身の1982年生まれ。2005年にPC自作の知識はもちろん、IT関係の知識がまったくない状態で週刊アスキー編集部にアルバイトで潜り込む。その後、なんやかんやでハイエンドPC自作にのめりこみ、依然貯金ゼロの生活が続いている。

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