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T教授の「戦略的衝動買い」 第705回

フィットネスには無縁だけどFitbit系グーグル「Pixel Watch」を衝動買い

2022年10月20日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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付属の専用充電パッドで充電する。筆者の場合100%充電には約110分かかった

充電にはUSB-C PD対応ACアダプターが必要

 Pixel Watchは出荷時に多少充電されているが、最初にまず100%充電をするべく付属の充電パッドを使ってチャージした。ACアダプタは、手持ちの物を使う必要がある。筆者はPD対応の65W ACアダプタを使用した。Pixel Watchを充電パッドに吸着させるときに、パッド表面の周囲が薄汚れているように見えたが、よく見ると薄くて小さな文字がかかれているようだった。

 Pixel Watch背面を、充電パッドに磁力で吸着させるとすぐに充電が始まる。イメージ的には、Qiと同じ非接触ワイヤレス充電のようだが、自宅にあったQi対応のモバイルバッテリーでは反応はしているようだが、充電はできなかった。

 Pixel Watchを手に入れてから数回充電をしたが、バッテリー残量が0になるのは避けて毎回10%を切ったあたりから充電開始している。過去の充電実績は8%から100%まで充電するのに必要な時間は、100分前後だった。30分充電なら65%、1時間充電だと85%くらいという印象だ。なので0〜100%の充電には2時間近く必要そう。

常に画面をONに設定している筆者は、24時間を切るくらいが使える最長時間だ

 ごく普通の腕時計としても使いたいわがままな筆者は、腕の向きには関係なくいつ見ても現在時刻が表示されているスマートウオッチが好きだ。なのでバッテリー消費には明らかにマイナスだが、画面とジェスチャーの設定画面で「常に画面をON」指定している。当然、バッテリーの持ちは前述したように短く、毎日の充電は必須だ。

常に画面をONに設定しても画面消灯時間になれば、消灯は勝手に実行され貧相臭い文字盤になってしまう

 設定で「常に画面をON」指定していても「画面消灯」は10秒、15秒、30秒から、いずれかを選択することが必須で、指定した時間を経過すると腕時計表示は画面全体が暗くなり、秒針が消え、ボールドだった針が輪郭だけに変化したりする。極めて姑息な対応に思えてしまうが、何より優先順位は24時間駆動なのだろう。

 昨晩の20時半前に100%満充電したPixel Watchだが、ほぼ12時間弱経過した朝9時頃には50%を下回った。このままの推移だと、バッテリーが0%になるのは満充電からちょうど24時間後の20時半前後だと予想される。いずれにせよ「常に画面をON」を止めてバッテリー残量が少ないとのお知らせが表示されたら、迷わずパワーセーブモードを選択すれば何とか24時間は持ちそうだ。

 心拍数や睡眠時間トラッカーなど、24時間自分の体の状況を知りたいワークアウトや健康管理大好き人間にとっては、24時間でほぼ確実にバッテリーが切れるPixel Watchをいつ腕から取り外して、60〜100分の充電時間を確保するかはなかなか大事な判断だろう。どうも昨今のスマートウオッチは、目指す目的とバッテリー駆動時間のバランスが、とれていないように思えてしまう。毎日お風呂に入るなら、お風呂タイムの30〜60分が大事な充電タイムだろう。将来的には、ワークアウト中の運動充電を目指すしかないだろう。

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