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新車を買った情報2020 第52回

マツダ ロードスターRFを3000円で泡まみれにする「モビルフォーム」

2020年05月31日 11時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■良質なのに良さが伝わりにくい泡

 ボトル容量は1リッター。これに水を満たしてパーフェクトフォームシャンプー1包を入れて希釈します。簡単でいいです。

 ヘッドを締め込んでポンピングを始めると、軽い上に、何度プッシュしてもほとんどハンドルの重さが変わらない。おかげで最大圧に達した状態が掴みにくいのですが、ポンピング20回を超えた頃からハンドルがふわっと押し戻され始める。それを最大圧の目安とすることにしました。ちなみにカラに近い状態のポンピング回数は40〜50回ほど。洗剤が減るほど辛くなってゆく仕組みです。

 では吹いてみましょう。

 画像では伝わりにくいですが、手動蓄圧式としては、びっくりするほとしっかりした泡です。キメ細かく密度があり、垂直のパネルに対して粘着性も高く、時間を置いても流れ落ちてこない。いや、これはなかなか結構な泡であります。

 ただ、一度に吹ける面積はこの程度。ドアミラーの付け根から吹き始めて3往復ほどした結果ですが、下へ行くほど圧力不足でドットのようになってまいります。おかげでロードスターのような小さなクルマでも、全体を泡だらけにするには計400回近いポンピングが必要で、たいそう私は疲れました。

 そして、この製品に期待されているのは「モコモコの泡」でしょう。GSやコーティング屋さんで目にする洗車を自分でもやってみたい。そうした皆さんが期待するのは、見た目に派手な泡の量のはずですから、これには不満が漏れるかも知れません。いい泡なんですけどねえ。

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