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Core i9-9900K、GeForce RTX 2080搭載のハイスペックマシン

ゲームも実況も編集もまとめて快適なCore i9搭載ゲーミングノートPC

2019年07月25日 09時00分更新

文● 柴田尚 編集●八尋/ASCII

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「LEVEL-17FG102-i9K-VOPVI」

 ユニットコムが販売する「LEVEL-17FG102-i9K-VOPVI」は、CPUにデスクトップ向けのCore i9-9900K、GPUにGeForce RTX 2080 8GBを搭載するハイエンドゲーミングノートパソコンだ。そのほかのスペックは、メモリーが32GB(16GB×2)、ストレージが500GB NVMe対応 M.2 SSD+1TB HDDとなる。

 ディスプレーは、リフレッシュレート144Hz対応の17.3型となっており、ゲーミングノートとしては最高レベルの性能を持っている。前々回は外観を、前回は使い勝手などを紹介したので、今回はベンチマークによりLEVEL-17FG102-i9K-VOPVIの性能をチェックしてみた。

デスクトップ向け8コア/16スレッドCPUで動画配信も!

 まずは、「PCMark 10」を使ってLEVEL-17FG102-i9K-VOPVIの総合力を計測してみた。総合スコアと7228かなりの高水準。細かく見ていくと、ソフトの起動速度やブラウザーの描画速度を表す「Essensials」においては10512と1万オーバーの数値を出した。

PCMark 10の結果

 WordやExcelなどのアプリケーションの実効速度を表す「Productivity」においても、9178と高い数値を見せてくれる。さらに、3Dグラフィックス機能や画像・動画の編集能力を表す「Digital Content Creation」では、10623とまたもや万オーバーのスコアを出した。ゲームも含めて、何をするにしても快適に使用できるスペックを持っていることがわかる。

 CPU単体での処理能力を計測する「CINEBENCH R20」では、マルチコアで4267pts、コア単体でも496ptsを叩き出した。さすが8コア/16スレッドのデスクトップ用CPUを搭載しているだけのことはある。ノートではあるものの、実況配信などもしっかりとこなせるだろう。

「CINEBENCH R20」の結果

 ストレージの速度は「CrystalDiskMark 6.0.2」で計測。システムドライブとなるNVMe対応 m.2 SSDのほうは、さすがの高速ぶりだった。HDDのほうはそれなりといった感じだが、データドライブなのでアクセス速度よりもノートパソコンながら1TBも容量があるということのほうに注目すべきだ。

SSDの「CrystalDiskMark 6.0.2」の結果

HDDの結果

フルHDならゲームが超快適、負荷低めのタイトルなら4Kも!

 グラフィックスのパワーがどれくらいあるのか確認するため、「3DMark」の「Time Spy」と「Fire Strike」をチェック。結果は、Time Spyが9596、Fire Strikeが20527と、ハイエンドデスクトップ並みの数値となった。大作の3D系のゲームも、グラフィックス設定をあまり落とさなくても快適にプレーできそうだ。

「Time Spy」の結果

「Fire Strike」の結果

  ゲーム系は、オンライン系ゲームベンチ2本で計測。やる前から結果がわかっているような気もするが、とりあえず「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」と「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を使用。どちらも、設定は「最高品質」「1920×1080ドット」「フルスクリーン」とした。

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」のスコア

「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」のスコア

 「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」ではスコアが21360で評価は「すごく快適」、「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」ではスコアが16334で評価が「非常に快適」となった。どちらもまだまだ余裕のある結果なので、4K表示などでも十分動いてくれそうだ。

 続いて、負荷が高めの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」を計測。グラフィックスは「高品質」で、解像度が「1920×1080」、表示方法は「フルスクリーン」と、4K表示以外ではプリセットでできる最高の映像が得られるように設定した。結果は、スコアが9767の評価が「とても快適」であった。FFXVベンチでこれくらいのスコアが出れば、フルHDであればほとんどのゲームが快適に遊べるだろう。

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」の結果

 スペック表を見ただけでもわかるが、さらにこのベンチマーク結果からLEVEL-17FG102-i9K-VOPVIがゲーミングノートパソコンとしては最高クラスの性能を持っていることがわかった。ただ、普段の状態ではほぼ気にならないのだが、さすがにベンチマークをフル稼働すると後ろからの排熱がかなりの風量となり、ファンの音も多少大きくなってしまう。

 これだけのハイスペックなのだからしかたのないところであろう。とはいえ、ゲームを楽しむ人ならば本気でプレーの際はヘッドフォンを装着することが多いと思うので、実際の所はそれほど問題ではないと思う。スペック以外の部分の使い勝手も非常によく、37万6898円とかなり値ははるが、そのぶん快適なゲーミング環境を得られる。ノートでゲームや実況配信、動画編集などをまとめて1台でこなしたいという人ならば、検討してみてはいかがだろうか。

試用機の主なスペック
機種名 LEVEL-17FG102-i9K-VOPVI
CPU Core i9-9900K(3.6GHz、8コア/16スレッド)
グラフィックス GeForce RTX 2080(8GB GDDR6)
メモリー 32GB(16GB×2)
ストレージ 500GB SSD(M.2接続/NVMe対応)+1TB HDD
ディスプレー 17.3型(1920×1080ドット)、ノングレア
内蔵ドライブ なし
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.1端子×2、USB 3.0端子×4、HDMI出力端子、miniDisplayPort×2、有線LAN端子、ヘッドホン/S/SDIFアウト(ミニプラグ型)、ラインアウト、マイク入力、ラインイン
内蔵カメラ 200万画素ウェブカメラ
サイズ/重量 およそ幅418×奥行269×高さ41mm/約4.35kg
バッテリー駆動時間 約2.1時間
OS Windows 10 Home(64bit)

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