COMPUTEX TAIPEI 2013の会場である南港展覧会場にプライベートルームを出展していたSAPPHIRE。ここでは水冷クーラーを標準装備する「Radeon HD 7990」搭載ビデオカード「ATOMIC HD 7990」の開発サンプルを展示していた。
「ATOMIC HD 7990」は、銅製の水冷クーラーに覆われたビデオカードを、全長240mmのラジエーターで冷却する水冷モデル。基板は2オンスの銅を使用した12層という強固な作りで、50Aの電源回路を12フェーズ搭載し、最大600Aの電源回路を搭載している。第3四半期に発売予定で、予価は1500ドル以上になる見通しだという。
“Z87”チップセット搭載の中国向けマザー
日本ではVGAブランドとして有名なSAPPHIREだが、日本以外の国ではマザーボードなども販売している。今回の展示でもZ87チップセット搭載マザーボードを2枚展示していた。発売時期は第3四半期の前半を予定しており、製品は中国市場向けとのことだ。
SAPPHIREブランドの
中国向けタブレット
展示ブースの奥でSAPPHIREブランドのタブレットPCが3枚ほど、ひっそりと展示されていたのを見つけた。解像度1280×720ドットの6インチIPS液晶を搭載する「E602」は、1GBのメモリーと16GBのストレージを内蔵する。OSはAndroid4.1で、SIMスロットを2基装備している。
Wi-Fi仕様となる「A703」のスペックは、液晶サイズが7インチにアップし、バッテリー容量が2800mAhから3200mAhと増えていることと、フロントカメラの性能が上がっている点を除くと、「E602」とほぼ同じ。
最も大きな8.1インチ液晶を搭載した「E812」も、「E603」と同じダブルSIMスロットを搭載したモデルで、バッテリー容量が「E602」と比較して、2倍以上の6000mAhになっている。
3製品とも発売は8月前半を予定しているが、中国や東南アジア向けで、日本での発売は予定されていない。
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