アキバナビスペースにてマスタードシード主催のイベント「SilverStone新商品発表会2013春」が開催された。同社設立10周年も兼ねた記念イベントで、新作PCケースも展示された。
4月とは思えない寒さとなった秋葉原で、マスタードシード主催のイベント「SilverStone新商品発表会2013春」が開催された
日本でのイベントではおなじみのSilverStone本社マーケティングマネージャーのTony Ou氏による製品紹介。同社設立10周年も兼ねた記念イベントでSilverStone製PCケースの設計思想についても語られた
SilverStoneといえば例年秋に新商品発表会を行なうのだが、今年からは「年2回ペースで開催したい」と、日本市場にかける意気込みが強く伝わってくるコメントが飛び出した同イベント。COMPUTEX TAIPEIを約1ヵ月後に控えたこの時期、新製品は少ないかと思いきや「あえて、そこを狙って新製品を投入した」(同社スタッフ)と言う。
インテルの新型CPUデビューも控えているだけに、この時期の新製品投入はあながち的外れではないのかもしれない。Haswellを待って新規にPCを組もうと考えているユーザーにとってはSilverStone製の新型PCケースが有力な選択肢となるわけだ。
以下にイベント会場で展示されていた注目モデルをズラリと紹介する。中には発売未定の製品もあるが、いずれもSilverStoneらしい特徴ある製品が多いのでチェックしておこう。
近日登場の一体型水冷クーラー
シングル/デュアル両対応の120mmファン搭載ラジエーターを採用する「Tundra TD03」。予価は1万3800円で5月発売予定
こちら120mmファン×2基仕様の上位モデル「Tundra TD02」。同社製PCケースに搭載するとマッチするデザイン。ラジエーターフィンが他社とは違い、非常に硬く強度がある
ようやく誕生した「RV04」「FT04」
E-ATX対応の「Fortress FT04」。マザーボードが倒立式の静音仕様というコンセプトはそのまま。5月登場予定で予価は約2万9000円
人気モデルの最新作「Raven RV04」。フロントは扉を装着。拡張性も高くゲーミングユースにも最適だろう
インテルの依頼で完成した
NUC専用PCケース「Petit PT14」
ケース全体で放熱するNUC専用PCケース。インテル製ベアボーンで採用される筺体よりも「低くて短い」のがウリ。発熱に不安がある場合は60mmファンによる冷却も可能だ
ヒートシンク構造のありがちなデザインながら、SilverStoneが手掛けるという点は魅力。発売未定ながら登場が待ち遠しい
12基のストレージデバイスが搭載可能な
Mini-ITXケースがお披露目
初公開となった「DS380」は、なんとMini-ITX対応ながら3.5インチ×8+2.5インチ×4の計12基のストレージデバイス備える
まだまだ試作段階という同モデルだが、年内発売に向けて鋭意開発中。SilverStoneらしいアイデアがまだまだ追加されそうな雰囲気だ