円安直撃のHDD
昨年末から価格が上昇中
やっぱり外せないストレージデバイスのHDD。2011年に起きた大雨によるタイの洪水被害の影響を受け、HDDの価格は長い間下がることはなかった。1年後の2012年の年末近くにようやく元の水準に戻りつつあったのだが、今度は円安が直撃。全体的に価格の上昇したパーツ類だが、メモリーと並んでモロに影響を受けたのがHDDだった。
ラインナップに目を移すと、2012年から2013年も新モデルには事欠かない1年だった。なかでも4TBが各社から出揃いラインナップが充実した。2.5インチサイズの製品でも注目のモデルが多く発売された。以下に主な製品を取り上げるのでチェックしておこう。
SSD導入は今や常識
大容量HDDと組み合わせて使おう
ここ数年のトレンドだったSSDの導入は今や常識。新規にPCを組むなら必須のデバイスとなった。予算の都合でSATA3.0対応や高速モデルが買えないというユーザーも心配はいらない。スペックにこだわらなければ安価なモデルも多数販売されている。HDDよりは確実に高速なSSDを導入しない手はないだろう。
そのHDDだが、ストレージデバイスとしての地位は未だに健在。SSDとの住み分けもハッキリしており、データ格納用のデバイスとしてまだまだ活躍してくれる。販売価格上昇中とはいえ、SSDに比べればまだまだコストに優れるHDDは重要パーツだ。好みや環境にあった1台を選ぶといいだろう。
さて、全4回にわたって最新パーツ事情をお伝えしてきたが、理解できたであろうか。自作PCからしばらく離れていた人にとっては、詰め込むべき知識が多いかもしれない。しかしその分、新しいプロセッサーやSSDを導入するワクワク感は格別なものがあるはずだ。
また普段から自作PCに触れているが、おさらいとして本特集をよんでくれた読者も、思い出すべき情報があったり、人気パーツのトレンドが把握できたはずだ。さあ、知識は十分備わった。これから秋葉原に繰り出し、ショップ店員を困らすくらい買い物を楽しもうではないか!
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