シンプルなカメラだが一工夫あり
Optimus Vu L-06D
高速起動と高速撮影は、ストップウォッチを使って3回計測。起動時間はアイコンをタップして撮影状態になるまでだが、2秒15~2秒35程度。前回のコンパクトスマホ同士の比較では(関連記事)、1秒台の機種もあり、かなり速い印象を抱いたが、Optmius Vuの場合はいたって普通。遅いというほどのこともない。これで十分という感じる人も多いだろう。
高速撮影については、1度シャッターを切り、次のシャッターを切れるまでの時間を計測。これは2秒64~3秒07。起動と違ってこちらは遅く感じる。続けて写真を撮りたいときにこの2~3秒の待ち時間がもどかしい。
撮影シーンは「ノーマル」を含めて6種類。撮影モードもあるが、こちらは「ノーマル」「パノラマ」「顔追跡」が3種類と、設定できる項目が全体的に少なくシンプル。なお「顔認識」を〇としたのは「顔追跡」があるためだ。
インカメラには便利な機能があり、「ビューティーモード」を使うと、明るさ調整・シミ取り効果があるという。しかもこの機能、バーを動かすだけなので簡単だ。また、左右反転保存もできるので、顔写真を撮影するときに角度や向きが気になる人には便利だろう。
動画撮影ではフルHDの撮影だけでなく、1440×1088ドットという4:3の縦横比でも撮影できるので、動画をOptimus Vuで見る場合には最適だ。さらに動画撮影中に静止画を撮る機能もある。機能は少ないながらも独自性を十分発揮しているのがわかる。
画像編集に関しては標準のギャラリーで行う。この標準アプリでも機能は充実しており、トリミングや明るさ調整はもちろん、手書きで写真に落書きをすることまで可能だ。
動画編集には「ハイカム」というアプリがある。これは無料版と月350円のプラミアム版があるが、ドコモの夏モデル向けのキャンペーンで有料版も6ヵ月無料となる。組み合わせたい動画や写真などの素材を選択し、シーン、BGMを選ぶだけで自動的に編集してくれる。ただ、今回編集した動画は編集終了まで1時間以上かかってしまったので、手軽さにはやや欠ける。素材を選んでアプリに「編集しといて」と頼む感じで使うといいだろう。
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