AMDの新型チップセット「AMD 9」シリーズのローエンドモデルとなる「AMD 970」を搭載した初のSocket AM3+対応マザーボード「GA-970A-D3」がGigabyteから発売となった。
AMD 970は、マルチGPU機能であるCrossFire XやSLIに非対応で、サポートするPCI Expressのレーン数はPCI Express(2.0) x16×1となる、廉価版の「AMD FX」シリーズ対応チップセット。組み合わされるSouth bridgeは従来通り「SB950」。初の採用モデルとなったGA-970A-D3も、シンプルなスペックの製品となっている。
主なスペックは、拡張スロットがPCI Express(2.0) x16×1、PCI Express(2.0) x4×1(x16形状)、PCI Express x1×3、PCI×2という構成。メモリは、DDR3 DIMM×4(DDR3-2000(OC)/1866/1600/1333/1066、32GBまで)。またオンボードインターフェイスには、8chサウンド(Realtek/ALC889)、ギガビットイーサネット(Realtek/8111E)、SATA3.0×6、USB3.0×2(Etro/EJ168)などを搭載している。
エントリーユース向けの廉価版モデルながら、同社独自機能の「Ultra Durable 2 CLASSIC」を採用。日本製耐久固体コンデンサを使用し、低電圧RDS(on)MOSFET設計により、システムの安定性・長寿命を実現。電源周りは4+1フェーズVRM設計となる。さらに供給電力量の3倍となる「USB Power」や、PCの電源がOFFの状態でもUSBからバスパワーで供給が可能な「ON/OFF Charge機能」などもサポートするなど、Gigabyte製マザーの特徴は健在だ。
価格は9980円。TWOTOP秋葉原本店やツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.で販売中となっている。